京都、五山送り火

夜空に浮かぶ炎の文字

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古都の夏を彩る「五山送り火」で、夜空に浮かび上がった「大」の字=16日夜、京都市

 古都の夏を彩る「五山送り火」が16日、京都市街を囲む山々で行われた。台風の過ぎ去った夜空に鮮やかに浮かんだ炎を、家族連れの見物客らが見つめた。

 午後8時ごろ、東山の如意ケ嶽で一画が最長約160メートルの「大」の字から始まり、続けて「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」に5分置きに点火。鴨川沿いやビルの屋上には多くの人が集まり、揺らめく文字は静かに消えていった。

 送り火は、盆に迎えた先祖の霊を送り出し、無病息災を祈る伝統行事。初めて送り火を見たという会社員(34)は「亡くなった京都アニメーションの方々のことも頭をよぎった。追悼の思いを強くした」と話した。