韓国・京畿道議員団が神奈川訪問取りやめ 「国内状況鑑みる」 

神奈川県庁

 日韓関係の悪化に絡み、10月に来県予定だった韓国・京畿道議会の神奈川県友好議員団が訪問を取りやめたことが分かった。

 県議会局によると、京畿道側から8日、議長宛てにメールが届いた。文書には「国内状況を鑑みるとともに、議会内でも解決すべき喫緊の課題があることから、今回は訪問ができない。心からおわび申し上げる」などと記されていた。

 県議46人でつくる県議会日韓親善議員連盟と京畿道議会の友好議員団は1994年8月に友好協定を結び、相互訪問してきた。今年7月に「10月ごろに訪問したい」と連絡があり、日程を調整していたという。

 京畿道側は、今月19日から横浜市などを会場に始まる県と中国・遼寧省の高校生が参加する青少年スポーツ交流事業への不参加も決めている。

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