個性が現れる!? Jリーグで活躍する外国人選手の着用スパイクを紹介!

サッカー選手はチームで統一したユニホームを着るため、見た目での大きな違いはありません。しかし、「スパイク」だけは選手それぞれが選んだものを着用するため個性が現れます。今回は、イニエスタ選手やトーレス選手など、Jリーグで活躍する外国人選手の履いているスパイクに注目してみました!

サッカーをプレイする人みんなが必ず身に着けるスパイク。

機能性もさることながら、近年ではデザイン面でも多種多様なスパイクが出ており、選手のワンポイントとして注目されることも多いです。

そこで今回はJリーグで活躍する外国人選手に焦点を当て、実際に試合で着用しているスパイクをご紹介します!

同じモデルのスパイクを履けばプロサッカー選手の気分になれること間違いなし!?

ダビド・ビジャ(ヴィッセル神戸)

スペインの名門バルセロナでリーグ優勝&チャンピオンズリーグ制覇に貢献したビジャ選手。

今シーズンは盟友イニエスタ選手と共にヴィッセル神戸の前線を支えています。

今なお衰えを知らないボールタッチのセンスとゴールへの嗅覚は結果にも現れており、7月現在18試合10得点と好調を維持。

そんな彼が着用しているスパイクはアディダスの「エックス 18.1」です。

アディダス「エックス 18.1」

合成繊維のスピードメッシュを使用し、重量も199gと「スピード」を追求したスパイク。

ビジャ選手曰く、フィット感の良さとスパイクとの相性で問題点があっても改善してくれる姿勢から、長らくアディダスのスパイクを愛用しているそうです。

アディダスのスパイク作りへの高いこだわりを感じますね。

フェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)

アトレティコマドリード、リヴァプール、チェルシーなどの名だたるビッグクラブを渡り歩いたトーレス選手。

甘いマスクに加えて若くからクラブ、代表共に活躍してきたこともあり、エルニーニョ(神の子)と呼ばれています。

そんなスター選手もとうとう8月23日の試合を最後に引退することになりました。

選手生活の集大成に彼が身に着けるスパイクは、ミズノの「モレリアNEO Ⅱ F9T」。

ミズノ「モレリアNEO Ⅱ F9T」

前足部に薄くて軽い「カンガルーレザー」を使用することにより、足先へのダイレクトな感覚が伝わりやすくなっています。

またカカト部には2段階の硬度を取り入れており、体の大きいトーレス選手でもしっかりとホールドが効く設計が施されています。

トーレス選手は白と赤2トーンカラーのスパイクを着用中。

ミズノのマークが引き立つデザインになっていますね。

ジョー(名古屋グランパス)

昨季得点王の、名古屋グランパスを残留に導いた大型ストライカー。

マンチェスターシティ、エバートンなど数々の強豪クラブを渡り歩いてきました。

ブラジル人ならではの独特なリズムと正確なパスセンスを持っており、なかでも相手DFを突き放す駆け引きの上手さはJリーグ屈指です。

ジョー選手は、名古屋グランパスのエンブレムカラーでもある赤色のスパイクを着用しています。

ナイキ「ファントム ヴェノム エリート FG」

ファントム ヴェノム エリートは「強力かつ正確な攻撃をサポートする」というテーマで作られた一足です。

他のスパイクとは大きく異なるのが前足部の表面。

スイートスポット部には連続したブレードが付いているため、ボールに回転をかけやすくなっています。

また、つま先部分は六角形のテクスチャが密集した作りのおかげで、高いグリップ力を再現。

中央にある一本の太いラインがシンプルなデザインの中でも映えますね。

ファンウィジョ(ガンバ大阪)

7月14日、ファンウィジョ選手は正式にリーグアン・ボルドーへと完全移籍することが発表されました。

そのため正確にはJリーガーではありませんが、これまでガンバ大阪で多大なる貢献をしてきた選手なので紹介します。

2017年からフォワードとしてガンバ大阪でプレイし、2018シーズンではJリーグベストイレブンにも選ばれました。

チームの点取り屋として、Jリーグ通算71試合35得点という高いパフォーマンスを披露しました。

韓国代表にも定着し益々勢いが出てきていますので、代表戦では間違いなく日本にとって脅威となる存在でしょう。

プーマ「フューチャー 4.1」

ファンウィジョ選手が着用しているのはプーマの「フューチャー 4.1」。

靴紐を通す穴がたくさんあるので、通し方しだいによってフィット感を自由自在に操ることが可能です。

また表面部には、ハボックフレームと呼ばれる立体型素材がボールのコントロール性を高めています。

ファンウィジョ選手が着用しているのはプーマの「フューチャー 4.1」。

靴紐を通す穴がたくさんあるので、通し方しだいによってフィット感を自由自在に操ることが可能です。

また表面部には、ハボックフレームと呼ばれる立体型素材がボールのコントロール性を高めています。

アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)

一昨年までバルセロナの中心で活躍していたイニエスタ選手。

世界最高の選手ともいわれるメッシ選手と巧みに連携していたこともあり、誰もが知っている大物プレーヤーです。

Jリーグでもその存在感は圧倒的で、見事なアシストとゴールをたくさん見せてくれています。

アシックス「ULTREZZA AI」

着用スパイクは「ULTREZZA AI」。

イニエスタ選手本人とアシックスの共同開発により生まれたスパイクです。

ULTIMO=究極、DESTREZA=技巧を組み合わせた造語がスパイクに名付けられました。

最大の特徴は靴底にX状の屈曲溝を取り入れ、斜め方向にも曲がりやすくしたこと。ターンやステップをより素早く行えるように配慮されています。

イニエスタ選手本人も7月20日の対横浜マリノス戦から実際に着用しプレイしています。

このスパイクを身にまとえば、気分はイニエスタ選手になれること間違いなしです。

まとめ

スパイクはあくまでプレイを支える道具の一つに過ぎません。

しかしメーカー各社は選手の最大限の能力を引き出すべく、1ミリ、1グラム単位で調整しスパイクを開発しています。

こうした努力の結晶が素晴らしいプレイを生み出す手助けになっているのだと感じました。

スパイクを履いてサッカーをプレイしている方は是非細部へのこだわりを感じ取ってみて下さいね。

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