京都・宮津湾を染める3000発の花火

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宮津湾に打ち上げられた色鮮やかな花火(16日午後7時55分、宮津市・宮津湾)

 京都府丹後地域の夏の風物詩「宮津燈籠(とうろう)流し花火大会」が16日、宮津市の宮津湾一帯であった。台風10号が接近した前日の天候が回復し、精霊船や燈籠、花火が夏の海面と夜空を彩った。

 先祖の霊を極楽浄土へ送り返す盆の伝統行事。江戸時代に始まり、大正時代から花火大会が加わったとされる。

 午後7時ごろ、初盆を迎えた故人の霊を乗せた精霊船に火がともされた。紅白の追っかけ燈籠約1万個も湾に流され、波間をゆらゆらと漂いながら海面を柔らかく照らした。

 同7時半ごろから約1時間にわたって花火約3千発が打ち上げられ、華やかに染められた夜空に大勢の観客が見入っていた。