【MLB】大谷の適時内野安打、地元メディアは快足ぶりに驚き「あの長いストライド…」

適時内野安打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

二塁への適時内野安打で7戦連続安打「彼は誰より速く駆け抜ける」

■Wソックス 7-2 エンゼルス(日本時間17日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地ホワイトソックス戦に「3番・DH」で8試合連続スタメン出場。4打数1安打1打点と7試合連続安打をマークしたが、チームは2-7で敗れた。3回の第2打席では、快足を飛ばして二塁への適時内野安打をマーク。地元メディアは「球界の誰よりも速い」と大谷のスピードを称えている。

 初回は無死一、二塁の好機で空振り三振に倒れた大谷だが、2点を追う3回1死三塁の場面では先発右腕ジオリートのチェンジアップを二遊間に転がすと、快足を飛ばした。スピードに乗って二塁手の送球よりもひと足早く一塁を駆け抜けセーフ。三塁走者のフレッチャーが生還して適時内野安打となった。

 1点差に迫るタイムリーに、試合を中継していた地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」では実況のマーク・ロハス氏が「中央へのゴロです。難しいプレーとなります。打点を挙げる内野安打です。エンゼルスが得点して2-1となり、リードはホワイトソックスです」と伝える。すると、メジャー通算132勝を挙げた右腕でエンゼルスOBの解説者、マーク・グビザ氏は「彼は球界の誰よりも速く(一塁を)駆け抜けるのです。あの長いストライドです」と言及。大谷のスピードをあらためて称えた。

 その後の2打席は凡退し、エンゼルスも2-7で敗れて連勝は「2」でストップ。7月27日(同28日)のオリオールズ戦の第2打席で15号ソロを放って以来、69打席連続で本塁打なしとなった。だが、直近7戦で5度のマルチ安打と好調で、ブラッド・オースマス監督も「彼は依然として、打線の中で活躍してくれている選手」と信頼を寄せている。チームへの貢献度は高いが、豪快な一発も期待したいところだ。(Full-Count編集部)

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