水谷/伊藤、中国ペア下し初V 五輪新種目の混合複<卓球・ブルガリアオープン>

写真:オーストラリアオープンの水谷隼(木下グループ・写真左)、伊藤美誠(スターツ・写真右)/撮影:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・ブルガリアオープン 2019年8月13日~2019年8月18日>

17日、ブルガリアオープン・混合ダブルス決勝に、日本から水谷隼(8月世界ランキング14位・木下グループ)/伊藤美誠(同8位・スターツ)ペアが登場した。水谷/伊藤は準決勝で張本智和(同5位・木下グループ)/石川佳純(同6位・全農)との同士討ちを制し、決勝に駒を進めている。

決勝の相手は中国のカットマンペア、馬特(マテ・143位)/武楊(ウーヤン・同97位)。馬特/武楊は予選から決勝まで勝ち上がってきた実力あるペアだ。

水谷・伊藤が見事なカット打ち

試合は第1ゲーム、水谷/伊藤が安定したカット打ちに加え、ツッツキ、ストップでも得点を重ねるなどし、1ゲームを先取する。第2ゲームはデュースになるも、伊藤が最後はスマッシュで決め、このゲームも連取。ゲームカウントを2-0とする。

第3ゲーム、追い詰められた馬特/武楊が積極的な攻撃を見せ、1ゲームを返す。迎えた第4ゲーム、9-9で水谷の後陣からのスーパーショットが決まり、チャンピオンシップポイントを握る。最後は伊藤のミドル攻めで相手のカットがオーバーし、水谷/伊藤が嬉しい初優勝を決めた。

今大会の優勝は、混合ダブルスが採用される東京五輪への大きなアピールとなっただろう。

詳細スコア

〇水谷/伊藤 3-1 馬特/武楊(中国)
11-8/12-10/9-11/11-9

文:ラリーズ編集部

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