もしものときに慌てない 対馬で初の防災フェス

伝言ダイヤル操作、マスク作りなど体験

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市社協職員(左)らの指導で、キッチンペーパーを使ったマスク作りなどを体験する参加者=対馬市公会堂

 長崎県対馬市豊玉町の市公会堂で17日、市内の自主防災組織や福祉団体などによる「防災フェスティバル」があった。災害時を想定した多彩な体験活動を企画し、市民が防災意識を高めた。
 近年、豪雨や地震による自然災害が多発していることを受け、災害を身近な危機として捉えてもらおうと、同市消防団や同市社会福祉協議会などでつくる実行委(委員長=安田壽和・市消防団団長)が初開催。市民ら約140人が来場した。
 同フェスでは、公衆電話の「伝言ダイヤル操作」や「消火器の操作」など計10の体験ブースを準備した。このうち「災害時対応グッズ作り」のブースでは、キッチンペーパーを使ったマスクの作り方を社協職員らが指導。参加者はキッチンペーパーを折りたたみ、両端を輪ゴムとともにホチキスで留めることで避難所などで使えるマスクができることに驚きの声を上げていた。
 マスク作りを体験した同市豊玉町の犬束信子さん(85)は、「違和感なく着けることができた。災害に備えた体験をしたことで、もしものときにも慌てず落ち着いて行動できそう」と話していた。
 同フェスではこのほか、防災啓発ドキュメンタリー映画「いつか君の花明かりには」の上映会や、同映画を制作した小川光一監督(32)らによる講演、市内の防災関係者も参加した「クロストーク」などもあった。