奥川23K、星稜8強 夏の甲子園、十四回タイブレーク制す

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 第101回全国高校野球選手権大会第11日は17日、甲子園球場で3回戦が行われ、星稜は今大会初となるタイブレークの激闘の末、智弁和歌山に延長十四回、4−1でサヨナラ勝ちし、24年ぶりに8強に進出した。福本陽生(はるお)の3点本塁打で決着をつけ、エース奥川恭伸(やすのぶ)は最速154キロで23三振を奪って完投した。

 夏の甲子園で石川県勢の8強入りは第84回大会(2002年)の遊学館以来、17年ぶり。

 星稜は四回、左前打で出塁した福本を岡田大響(ひびき)がバントで二塁に送り、続く大高正寛が三遊間を破る安打で1死一、三塁とチャンスを広げ、山瀬慎之助主将のセンターへの犠牲フライで1点を先制した。六回に失策絡みでピンチを迎え、2死一、二塁から奥川が3番打者に右前打を許し同点。その後は互いに譲らず、1−1のまま延長に入り、十三回からタイブレークが適用された。

 延長十四回、劇的な幕切れが待っていた。1死一、二塁から福本が左中間に3ランを放ち、2時間51分の激闘に終止符を打った。

 夏の甲子園で石川県勢が和歌山県勢に勝ったのは初めて。延長十八回の末、星稜が箕島にサヨナラ負けした第61回大会(1979年)の3回戦を含めて過去6戦全敗だった。

 星稜が最後に8強入りした第77回大会(95年)は元プロ投手・山本省吾を擁し、県勢初の決勝進出を果たした。決勝戦は帝京(東京)に1−3で逆転負けを喫した。

 星稜は18日の準々決勝・第3試合(午後1時開始予定)で仙台育英(宮城)と対戦する。