琴月の名曲歌声に磨き 合唱グループが練習、高岡で25日「茜色の音楽会」

練習で美しい歌声を響かせるメンバー

 高岡市出身の作曲家、室崎琴月(1891~1977年)の曲を歌うミニコンサート「茜(あかね)色の音楽会」が25日、同市小馬出町の市土蔵造りのまち資料館で開かれる。17日は同市城東の城東音楽院ホールで練習会があり、出演するメンバーが本番に向け気持ちを高めた。 (西部本社・橋本京佳)

 コンサートは毎年2、8月に開催。2月には、琴月が校歌を作曲した市内の7小学校のうち1校が参加し、琴月の曲を歌い継いでいる。

 今回は城東音楽院主宰の大村禎子さんが指導する合唱グループ「楽唱団ワールド」「合唱団はな」のメンバー計20人が出演する。練習会では楽唱団ワールドの18人が、大村さんの指揮に合わせて「夕日」「夏の色」「貝殻ダンス」などコンサートで披露する曲を歌い、ポイントを確かめた。

 コンサートは25日午後4時からで北日本新聞社主催。会場周辺では24、25の両日、「高岡山町筋土蔵造りフェスタ」(北日本新聞社共催)が開かれ、町並みのライトアップやクラシックカーの展示、直木賞作家で詩人のねじめ正一さんのワークショップなど多彩なイベントがある。

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