アウディ TTSクーペ|ユーザー目線で“良いトコ 悪いトコ”をサクッとレビュー!【マルとバツ】

アウディ 新型TTS

MOTA編集部員のサクッとインプレッション♪

今回で3回目の掲載となるMOTA新連載企画「マルとバツ」。

“マルとバツ”は、その名の通りMOTA編集部員がサクッと試乗したクルマの“良いトコ”と“悪いトコ”をチョロッとお届けするコーナーだ。

もちろんサクッとお届けするからには、「最大出力が~」とか「エンジンが~」とか「ハンドリングが~」というお堅い話は一切抜き! なので是非、読者の皆さんにも指で画面をサラッとスクロールしていただいて、気軽に読んでもらいたい。そして少しでも当記事で紹介するクルマに魅力を感じ、興味を持っていただければ幸いだ。

今回の試乗モデルはアウディ TTSクーペ

アウディ 新型TTS

前回の三菱 ek X(ターボ)

に続き、今回の試乗モデルは、アウディ TTSクーペだ。

TTSは、アウディを代表するプレミアムコンパクトスポーツ TTシリーズの中でもTTクーペのハイパフォーマンスグレードだ。2019年4月にはTTシリーズのマイナーチェンジが行われたほか、誕生20周年を迎えたということもあり、世界限定999台(日本では限定20台)の誕生20周年を記念した限定モデル「TT 20years」も発売された。

そこで今回は、発売から5年が経ち、そろそろ次期モデルの噂が出てきてもおかしくない、まるで“小さなR8!?”なTTSクーペに試乗したMOTA編集部員5名の声をお届けしよう!

サクッとインプレッション♪ 編集部員K.K

良いトコ

今となっては希少なサイズのスポーツモデル。クワトロの絶対的な安定感を伴う軽快な走り。

悪いトコ

後継問題。車両本体価格が高すぎること。ACCがついていないなど、ドライバーズサポート系の機能が古い。

サクッとインプレッション♪ 編集部員T.M

良いトコ

コンパクトな車格の割には、とてもパワフル。トルクバンドに入った時のエンジンサウンドはやる気を掻き立てる。

また走行モードが選択可能で、ダイナミックやインディビデュアルを選択するれば、コンフォートでも不満のない硬さの足がより硬めになり、クワトロと相まって安心感が増す。そしてエンジンの咆哮もより一層攻撃的!

悪いトコ

インターフェイス等、運転席まわりに集約されインパネ周りはとてもすっきりしていて好印象なのに、ACCや衝突被害軽減ブレーキ非搭載は時代遅れ感が否めない。

サクッとインプレッション♪ 編集部員K.N

良いトコ

やっぱりスポーツカーは良いね! と思わせてくれる一台。ステアリング、ブレーキのレスポンスも良く、ワインディングや直線も楽しめる。音はちょっと作ってる感があるけれど、個人的に好みな音だったので好印象。また踏んだ時の伸びも非常にパワフル。ぜひサーキットで飛ばしてみたい。

悪いトコ

この車に求めることではないと思うが、後部座席があまりにも狭い。値段が高すぎる。

サクッとインプレッション♪ 編集部員H.T

良いトコ

加速感はしっかりとあるが、暴力的な乗り味ではなく、あくまでもジェントルな感じ。大抵のシチュエーションも難なくこなし、安心感がある。音作りがとても良く、ギアを落として踏み込んだ瞬間や、コーナーに差し掛かるときの減速時は、ドキドキさせてくれた。またインパネ周りもスマートで好き。

悪いトコ

値段も高く優等生なので、アダルトな乗り物だと感じた。すぐにスピードが出てしまうので、(日本の道路で)踏み込んでドライビングを楽しみたい人には向かないかも。試しに後部座席に座ってみたが、狭すぎて10分で首が限界を迎えてしまった。

サクッとインプレッション♪ 編集部員G.K

良いトコ

時に大人しく、時に圧巻のパフォーマンスを見せてくれる。インディビデュアルモードを選択すれば、低速から爆音炸裂! DSG特有の低速時のギクシャク感があまりなく、スムーズに加速してくれる。シフトダウンをした際のパンって音がたまらない。またシートも、ほどよいホールド性で乗り心地も良い。

悪いトコ

思い切って2シーターにすべき!

まとめ

アウディ 新型TTS
アウディ 新型TTS

といった感じで評価を総合すると、「ワインディングや、サーキットでの走行を楽しみたい人」に向いているという印象だった。

5人の中でも多かった“良いトコ”をまとめると、「スポーツカーとしての醍醐味をちゃんと味わわせてくれる」という印象だ。パワーはあるが、決して暴力的ではない。そして心地よいサウンドに、コーナーを攻める時のドキドキ感に、抜群の安定感…。スポーツカーといったら、コレだよコレ! と思わせてくれるモデルではないだろうか。

逆に多かった“悪いトコ”は、「価格の高さ、設計の古さ」だ。プレミアムスポーツというだけあって799万円という価格は、そう簡単に手を出せる金額ではないだろう。そして仕方のないことだろうが、このご時世に、ACCや衝突被害軽減ブレーキなどが非搭載なのは価格を考えると、痛いポイントだ。

とはいえ、価格・安全装備面、を除けば、かなり完成度の高いスポーツモデルだ。スポーツモデルを検討していて、もし財布に余裕があるならば、一度検討してみてはいかがだろうか。さらに余裕がある人はセカンドカーとしても…。

次回は、日産を代表する電気自動車 リーフをサクッとレポート!

[筆者:MOTA編集部/撮影:ウィズ・フォト]

【MOTA編集部員が様々な車に試乗してサクッと感想を述べる不定期連載「マルとバツ」 次回もお楽しみに!】

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