バスケ元日本代表・小磯さん 高校生に技術指導

生徒にシュートの手本を見せる小磯さん(中央)=長崎市、県立総合体育館

 バスケットボールの元日本代表で長崎市出身の小磯典子さん(埼玉県在住)が講師を務める高校生向けの教室が17日、県立総合体育館(同市油木町)であり、県内8校から参加した約140人の生徒が基礎を中心に技術を学んだ。
 小磯さんはアトランタ、アテネの五輪2大会に出場。同体育館の館長を務める。本県の競技力を向上しようと、子どもたちを対象に毎年教室を開いている。
 小磯さんはこの日、1対1の攻防に重点を置いて基礎技術を伝授。生徒は姿勢を意識したドリブルや、相手のディフェンスをかわしてシュートする練習などに取り組んだ。小磯さんは「最近のバスケットボールは1対1の攻防が主流になっている。自主的にできる練習を紹介したので、ぜひ続けてほしい」と話した。
 参加した県立長崎北陽台高2年の宮崎さくらさん(17)は「貴重な機会だった。基礎的なことを教えてもらったので、どんな練習にも役に立つと思う」と語った。

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