インスタ写真家と撮影のポイント まち歩きで学ぶ 長崎市都市景観賞関連イベント

講師の西川さん(左)と周辺を歩き、撮影する参加者=長崎市

 本年度の長崎市都市景観賞の募集に合わせ、景観写真の撮影のポイントを学ぶ講座が17日、魚の町の市男女共同参画推進センター・アマランスなどであり、市民18人が参加した。
 同賞への関心を高めようと、同市などでつくる実行委が「いいね!が増える景観写真の7つの基本」と題して初めて開催した。写真共有アプリ「インスタグラム」で長崎の景観写真を発信するアマチュア写真家、西川裕子さんが講師を務め、撮影時の気持ちが伝わる写真を撮るためのイメージ力が大切と解説。構図の決め方や躍動感を出す工夫などを助言した。
 参加者は1時間ほど周辺を実際に歩いて回り、デジカメなどで撮影。作品を発表し合い、撮影の狙いなどを語った。西彼時津町元村郷のアルバイト、中本正治さん(63)は「現場の下見や撮影への意欲が大事だと感じた。構図に電車を入れた生活感がある写真を撮りたい」と話した。
 実行委が募集している同賞の応募は9月30日まで受け付けている。

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