ついに今季のプレミアリーグがスタートした。放映権料が高止まりしていることから、現在世界でも最も裕福なコンペティションである。
選手の取引にも信じられないような金額が動く状況にあり、毎年のように記録が更新され、マーケットに大きな影響を与えている。
そのプレミアリーグのクラブが買った選手の中で、最も高額なディフェンダーとは?TOP10のランキングを見ていこう。
10位:エリャキン・マンガラ(ポルト→マンチェスター・シティ)
シーズン:2014-15
移籍金:4500万ユーロ(およそ56.6億円)
高い身体能力を誇るフランス代表DFはFCポルトで活躍してマンチェスター・シティに加入。その際にはDFの歴史上3位の移籍金が支払われた。今夏バレンシアへ移籍。
9位:リオ・ファーディナンド(リーズ→マンチェスター・ユナイテッド)
シーズン:2002-03
移籍金:4600万ユーロ(およそ57.9億円)
アレックス・ファーガソン体制のマンチェスター・ユナイテッドが獲得した選手の中でも屈指の成功を収めた。当時のDF移籍金記録を更新し、ダヴィド・ルイスがPSGに買われるまで12年にわたって保持し続けた。
8位:カイル・ウォーカー(トッテナム→マンチェスター・シティ)
シーズン:2017-18
移籍金:5270万ユーロ(およそ66.3億円)
サイドバックとしては驚きの高額でマンチェスター・シティに加入。当時は高すぎるとも言われたが、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で欠かせない選手に成長した。イングランド代表ではセンターバックも。
7位:アーロン・ワン=ビサカ(クリスタル・パレス→マンチェスター・ユナイテッド)
シーズン:2019-20
移籍金:5500万ユーロ(およそ69.2億円)
昨季のプレミアリーグで大ブレイク。デビューから間もない選手でありながら、5500万ユーロというウォーカー超えの移籍金が支払われた。マンチェスター・ユナイテッドでいきなりレギュラーを掴む。
6位:ジョン・ストーンズ(エヴァートン→マンチェスター・シティ)
シーズン:2016-17
移籍金:5640万ユーロ(およそ70億円)
後方からゲームを作ることができる英国の非典型DFとしてシティに迎え入れられたストーンズ。一時は守備能力を批判されることが多かったが、苦しい時間を乗り越えてシティの重要なディフェンダーに成長している。
5位:バンジャマン・メンディ(モナコ→マンチェスター・シティ)
シーズン:2017-18
移籍金:5750万ユーロ(およそ72.4億円)
豊かなスピードと攻撃的なプレーが魅力の左サイドバックとしてシティに加入。そのスキルと身体能力はまさに怪物であるが、怪我に苦しんでいることからまだ本領発揮とはいかず…。SNSでは非常に大きな存在感を見せている。
4位:エメリク・ラポルト(アスレティック・ビルバオ→マンチェスター・シティ)
シーズン:2017-18
移籍金:6500万ユーロ(およそ81.8億円)
シーズン途中にスペインから凄まじい額でマンチェスター・シティへと移籍。左足から繰り出すパスと隙のないディフェンスですぐさま信頼を勝ち取り、もはやプレミアリーグでもう唯一無二の存在となった。
3位:ジョアン・カンセロ(ユヴェントス→マンチェスター・シティ)
シーズン:2019-20
移籍金:6500万ユーロ(およそ81.8億円)
今夏のマーケットで驚きを与えた取引の一つ。トレードで同時にブラジル代表DFダニーロがユヴェントスへと売られているが、彼単体の価格としては非常に高額なものだった。
2位:フィルヒル・ファン・ダイク(サウサンプトン→リヴァプール)
シーズン:2017-18
移籍金:8465万ユーロ(およそ106.5億円)
この価格でも「安かった」と言われるほどの活躍を見せているファン・ダイク。現代のセンターバックとして必要とされる能力全てを備え、リヴァプールをCL優勝に導くとともに、優秀なストッパーがどれだけ重要かを世界に示した。
1位:ハリー・マグワイア(レスター→マンチェスター・ユナイテッド)
シーズン:2019-20
移籍金:8700万ユーロ(およそ109.5億円)
今季ディフェンダーとしての最高額を更新したマグワイア。合流から間もない開幕戦でチェルシーを相手に活躍を見せ、4-0大勝に貢献した。その価値を一貫性で証明できるだろうか。