ラジオ愛込め20周年記念本 西区の地域FM「三角山放送局」 創立者木原さんの遺志継ぎ発刊

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三角山放送局の歩みを振り返る「読むラジオ」と運営会社の杉沢洋輝社長

 札幌市西区の地域FM局「三角山放送局」(八軒1西1)は、開局20周年記念の本「読むラジオ」(亜璃西社)を発行した。同局の歩みや、筋萎縮性側索硬化症(ALS)のパーソナリティーへのインタビュー記事を掲載。出版を企画した同局創立者の木原くみこさんは今年1月に乳がんのため67歳で急逝したが、局員らが遺志を継ぎ、出版にこぎ着けた。

 B5判カラー96ページで1620円、7月中旬に3千部を出版。題名に、障害者や外国人、高齢者ら社会的弱者を切り捨てない地域を目指す局のキャッチフレーズ「いっしょに、ね!」を盛り込んだ。4章構成で、1998年の開局までの歩み、声を失ったALSパーソナリティーの物語、開局以降20年間の歴史、パーソナリティー紹介などが柱だ。

 出版計画は、ALSの米沢和也さんが、特殊な音声変換装置で放送を続ける話を軸とする案から始動。編集担当の亜璃西社(札幌)の助言で、多くの人に読まれるよう局の歴史やメンバー紹介も充実させた。