大和の高岡サテライト店 来月11日オープン 食品中心でギフト対応

高岡大和閉店後にオープンするサテライトショップのイメージ

 百貨店の大和は19日、高岡大和(高岡市御旅屋町)が8月25日に閉店した後に新設するサテライトショップを9月11日にオープンさせると発表した。売り場面積は約560平方メートルで、富山、石川両県で計5店舗展開する既存のサテライトショップを上回る規模となる。地下食品売り場の人気店を中心に構成し、ギフト需要に対応。イベントスペースも確保して集客力アップに向けた企画を強化する。

 名称は「富山大和 高岡サテライトショップ」とし、御旅屋セリオの正面入り口に面した1階の西側フロアを使用する。富山大和のサテライトショップは黒部、上市に続いて3店舗目。

 高岡大和から売り場を残すのは洋菓子の「モロゾフ」「フーシェ」のほか、名産品の「十字屋」「四十物昆布」、弁当の「芝寿し」、食料品の「北野エース」など。「レリアン」「マックレガー」といった婦人服ブランドや、ハンカチ、財布をはじめとした雑貨も引き続き取り扱う。

 新設する「ウイークリーイベントコーナー」では話題性のある商品を期間限定で販売。富山大和で人気の「スイーツお取り寄せ」も展開する。一方で、要望の多かった生鮮食品やパンの取り扱いはなくなる。大和は「売り場は小さくなるが、お客さんの満足度が高まる店舗づくりに努めたい」としている。

 営業時間は午前10時~午後6時で、現在より営業終了が30分早まる。定休日は毎週水曜。

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