いよいよ佳境を迎えたインカレ7日目はベスト4に残る猛者たちが岐阜の暑さにも負けぬ白熱した戦いを繰り広げた。慶大からはシングルスに佐藤南帆(環1・日出)、ダブルスに佐藤・永田杏里(総1・南山)組と大村千乃(総3・九州文化学園)・望月菜々子(環3・白鵬女子)組が出場し、その全てがストレートで勝利を収める快調ぶりを見せた。明日のダブルス決勝戦は慶大の同士討ち対決が実現する。
2019年8月19日
@岐阜メモリアルセンター
◆シングルスSF
◆ダブルスSF
○ 大村・望月 2{6-2、6-4}0 鎌田・中塚(関大)
シングルスSF
センターコートで行われたシングルス準決勝は佐藤と吉田明日香(明大)の対戦。両手ハンドから繰り出される強烈なショットで相手を圧倒する佐藤は1ゲーム目から順調にブレークを重ね、6-2で第1セットを先取する。続くセットでは序盤にサーブやドロップショットでらしくないミスが続く場面もあったが、終盤は立て直して再びエースを連発。悪い流れを断ち切り、スコア6-3で第2セットを締め、またもストレートで決勝進出を決めた。
ダブルスSF
下馬評を覆す快進撃を続けている大村・望月組は関大の鎌田琴衣・中塚桃子組を相手に準決勝へ臨んだ。立ち上がりから連日の試合疲れを感じさせない活気あるプレーを見せる2人は2ゲーム目でブレークに成功。望月の積極的なポーチや大村の意表を突くストレートコースへのショットなど、攻撃的なダブルスで相手を圧倒し、6-2のロースコアで第1セットを奪う。この勢いを保ちたい第2セットだったが、ミスが出た1ゲーム目をブレークされてから流れが停滞。互いにキープを続ける展開の中、8ゲーム目を15-40から起死回生のブレークに成功すると、再び流れは大村・望月組へ傾く。最後は再び大胆なプレーで相手を突き放し、見事6-4で第2セットをもぎ取った。明日の決勝進出を決めた大村・望月は一気に優勝候補に躍り出た。
試合開始から正確なプレーでポイントを重ねていく。2回ブレークに成功し、6-3で第1セットを取る。第2セットも第1セットと同様に、ストレート、強烈なサーブなど、多彩な攻撃で終始試合の主導権を握った。このセットを6-2で制し、ストレート勝ちを収めた。。
(記事・写真:萬代理人、堀口綾乃)
佐藤南帆(環1・日出)
――今日の試合を振り返って
シングルスは、相手が強いとわかっていましたが、最後まで自分のプレーを貫いて、勝つことができたと思います。ダブルスはずっとサーブがキープキープで、サーブでプレッシャーがかかる場面がありましたが、しっかりお互い話し合ってやることを決めて良かったです。
――ダブルス決勝は慶大対決となりますが
すごい気合もあって勢いのある感じです。春関のとき対戦してその時一番競ったので自分たちのやることを決めてしっかり向かっていきたいです。
――明日に向けての意気込み
単複決勝で体も少し疲れていますが、あと2試合なので全て出し切りたいです。
永田杏里(総1・南山)
――今日の試合を振り返って
最後まで主導権が自分たちにあったと思います。しっかり勝ち切れたのが良かったと思います。
――ダブルス決勝は慶大対決ですが
やることは変わらないので優勝を目指して頑張りたいです。