河北病院、小児科診療を継続へ

蔵王協、非常勤医を配置

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 県立河北病院(河北町)で小児科など外来診療のみの3診療科が9月から休止の可能性がある問題を受け、県内の医師配置を調整する蔵王協議会は19日、山形市内で山形医師適正配置委員会を開き、県側が要請した医師配置の継続について審議した。小児科に関して現行の常勤医を非常勤医に変更して配置を続ける方針を決めた。小児科は診療が継続される見通しとなった。

 県病院事業局が16日に同協議会に提出した医師の配置要請内容は▽小児科で常勤医1人、非常勤医2人(月1回診療)▽皮膚科の非常勤医1人(週1回診療)▽眼科の非常勤医2人(週3回診療)―など。

 審議は非公開で行われた。協議会会長の嘉山孝正山形大医学部参与は終了後、山形新聞の取材に対し「(出席委員から意見があった)小児科は非常勤医にするということを県側は受け入れた。出勤頻度や当直が必要なのかなど詳細な勤務形態を要望するよう県側に求めた」と説明。これ以外の診療科の医師配置は「ポジティブ(前向き)な方向で検討したい」と述べた。今週末に再度、同委員会を開き、各医師の勤務体制や配置日を固める考え。

 さらに河北病院の小児科医が担ってきた西川、朝日、大江の3町の乳幼児健診について、嘉山会長は「蔵王協議会から周辺の病院に医師の派遣を依頼し、支援する」と語った。

 このほか審議では、委員会規定について県医師会や郡市医師会、市長会、町村会の代表を委員に新たに入れることを決めた。

 河北病院を巡っては、同事業局が5月下旬、外来のみの6診療科について、廃止を含む検討を盛り込んだ経営健全化計画案を公表。医学部側は小児科など3診療科について医師本人の意向として、8月いっぱいでの派遣中止の方針を河北病院に通告している。