舟形マッシュルームが大賞

アグリフードEXPO・本県初

©株式会社山形新聞社

大勢の客が訪れる「マッシュルームスタンド舟形」。大賞受賞理由の一つになった=舟形町舟形

 マッシュルーム生産加工販売業の舟形マッシュルーム(舟形町、長沢光芳社長)が、日本政策金融公庫の本年度「アグリフードEXPO(エキスポ)輝く経営大賞」を受賞した。国内で数少ない自社培地による生産を手掛け、6次産業化も進めて地域活性化に寄与している点などが評価された。本県企業の受賞は初となる。

 同賞は今回が15回目で、同公庫が主催する全国規模の国産農産物展示商談会「アグリフードEXPO」への出展を契機に、優れた経営を展開する企業・団体に贈られている。公庫の各支店が推薦した候補者を有識者で構成する選定委員会が審査し、舟形マッシュルームと堀内果実園(奈良県)の2社に決まった。

 舟形マッシュルームは、東京と大阪で年に2回開かれている同EXPOに計22回出展。現在約240ある取引先の約半分は、このイベントを通じて開拓した。

 現在は年間約1450トンを生産し、国内シェアの約22%を占める。加工品製造も手掛けるほか、自社農場内に産直レストラン「マッシュルームスタンド舟形」を開設し、県内外から多くの客が訪れている。また、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証基準を複数取得していることも受賞理由となった。

 長沢社長は「励みになる賞をいただいた。今後はさまざまなニーズに応えられるハイレベルなマッシュルームの専門会社を目指していく」と話している。21日に東京ビッグサイトで開幕する同EXPOで表彰式が行われる。