全国の高校生80 人が全国12地域の「森・川・海の名人」を取材 ~ 第18回 聞き書き甲子園 ~

2019年8月20日
聞き書き甲子園実行委員会
(農林水産省・文部科学省・環境省・(公社)国土緑化推進機構・NPO法人共存の森ネットワーク)

聞き書き甲子園実行委員会は、第18回「聞き書き甲子園」の参加高校生と「森・川・海の名人」の取材の組合せを決定いたしました。
高校生80名は8月下旬~12月に、全国12の地域の名人を訪ね、取材します。

聞き書き甲子園は、全国から選ばれた80人の高校生が林業家や炭焼き職人、漁師、木工職人など自然と関わる仕事に携わる「森・川・海の名人」を訪ね、その知恵や技、生き方を記録し、発信する活動です。
全国12の地域に暮らす名人を聞き書き取材することで、「自然と向き合う仕事の大切さ」や「地域ごとに特色ある生活文化の豊かさ」をひろめ、次世代を育成するとともに、新たな関係人口の創出を目的とします。
参加する高校生は全国12の地域で暮らす名人を訪ね、一対一で取材を行います。
取材は1~2日で行い、名人が仕事をする山や川、海に同行し、時には名人の仕事を体験させてもらいながら話を伺います。
名人と初めて会う時は上手く話せず、苦労する高校生もいますが、次第に名人と打ち解け、名人の言葉に将来の悩みを解決する糸口を見つけたり、自然に対する見方や価値観が変わるなど、知識や視野が広がる経験をします。
参加した高校生の中には、林業や環境系の職に就いたり、山間地域にIターンをして暮らすなど、名人から学んだ環境問題や農山漁村地域を取り巻く問題を当事者として考え、自然と関わる暮らしを実践する卒業生が多くいます。こうしたことから、聞き書き甲子園は「ESD(持続可能な開発のための教育)」の事例としても評価されています。

※高校生と名人の組み合わせは、「高校生と名人の組み合わせ一覧」をご覧ください。高校生は各自、原則として2回取材します。日程など詳細は以下、事務局までお問い合わせください。

高校生の取材先:山形県酒田市飛島/山形県飯豊町/茨城県大子町/新潟県柏崎市/福井県小浜市/愛知県豊根村/三重県志摩市/奈良県川上村/山口県下関市/徳島県神山町/大分県国東半島宇佐地域/宮崎県都城市