元・NHKアナウンサーはいかに薬物から立ち直ったのか?「僕が違法薬物で逮捕されNHKをクビになった話」を刊行!

近年、 薬物関連のニュースを耳にすることが多くなっている。 所持・使用による芸能人の逮捕劇はもちろんのこと、 使用者による暴走死亡事故なども発生しており、 社会的な関心は高まる一方だ。 本書ではかつてNHKアナウンサーとして活躍し、 2016年に違法薬物の所持・製造の罪で逮捕された著者が、 立ち直るまでの足跡を克明に記している。

NHKを解雇され、 うつ病を発症し「どん底」にあった著者はいかに自らと向き合ってきたのか。元・人気アナウンサーであり現在は弁護士として活躍する菊間千乃氏、 薬物依存症のプロとして知られる精神科医である松本俊彦氏らとの交流を通じて、 少しずつ回復していく著者の姿はすべての依存症患者と関係者に勇気を与える。 過剰なバッシングが、 結果的に逮捕者の更生を妨げているという今日の社会的問題点まで浮き彫りにした注目の一冊。

目次

まえがき
第1章 逮捕前日
第2章 湾岸署勾留30日間
第3章 NHK懲戒解雇
第4章 進行するうつ病
第5章 依存症回復施設通院
第6章 どん底からの立て直し
第7章 違法薬物と報道
特別対談 松本俊彦×塚本堅一 あとがき

塚本堅一

元NHKアナウンサー。 明治大学卒業後、 2003年にNHKに入局。 京都や金沢、 沖縄勤務を経て2015年に東京アナウンス室に配属。 月~金の夕方5時の帯番組『ニュースシブ5時』のリポーターを担当し、 全国5時台の顔になる。 2016年1月に危険ドラッグ「ラッシュ」の所持・製造で逮捕され、 翌2月に懲戒免職となった。 略式起訴~釈放後は“社会的制裁”からうつ病になり、 国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦医師の勧めで依存症からの回復施設「RDデイケアセンター」に通所。 現在は依存症予防教育アドバイザーとして各種NPO主催の依存症関連イベントにて司会や講演活動を行っている。

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