【MLB】大谷、延長満塁機で“バット折れ”ゲッツー…今季31度目マルチ安打&チーム最多11盗塁も

第2打席に三塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

敵地レンジャーズ戦で「3番・DH」で自己最長10試合連続安打

■レンジャーズ – エンゼルス(日本時間20日・アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地・レンジャーズ戦で「3番・指名打者」で2試合連続先発出場。2回の第2打席で自己最長10試合連続安打となる左中間適時三塁打を放つと、7回の第4打席で二塁強襲の内野安打。2試合連続、今季31度目のマルチ安打をマークしたが、同点の延長10回の第6打席で二直併殺打に倒れた。また、チームトップとなる今季11個目の盗塁を決めた。

 7-7で迎えた延長10回1死満塁。6番手右腕モンテーロに対してバットを折りながらもライナー性の打球を飛ばしたが、二塁・オドルの正面。飛び出していた一塁走者・トラウトが戻れずに二直併殺打となった。

 2回1死一塁では先発左腕アラードから左中間へ適時三塁打。10日(同11日)の敵地・レッドソックス戦からの連続試合安打を自己最長を更新する「10」に伸ばした。MLB公式サイトのレンジャーズ番TR・サリバン記者によると、大谷の三塁到達タイムは11.09秒で、スタットキャストが導入された2015年以来エンゼルスでは2番目に速いタイム。チーム最速はトラウトの11.01秒で2015年10月2日に記録している。大谷は秒速29フィート(約8.84メートル)、メジャー平均は秒速27フィート(約8.23メートル)となっている。

 7回2死の第4打席では、3番手右腕ケリーから二塁・オドルのグラブを強襲する二塁内野安打を放った。打球速度は108マイル(約173.8キロ)を記録。続くアップトンの打席では8月13日のパイレーツ戦以来、今季11個目の盗塁をマークした。11盗塁はチーム最多だ。

 初回1死一塁では先発左腕・アラードのカットボールを振った際に捕手・トリビーノのミットにバットが触れた。自らアピールする打撃妨害で同一、二塁に好機を広げ、アップトンの中前への先制適時打を演出。続くカルフーンの右前適時打で三塁から2点目のホームを踏んだ。4回2死の第3打席は二ゴロ、9回1死は四球だった。(Full-Count編集部)

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