浪川大輔ツアーに神谷浩史が登場。感動のライブを最速リポート

2019年1月からスタートした浪川大輔のソロライブツアー「YELLOW MAN」。前半を「ノンストレスナイト」、後半を「ダンシングナイト」と称し、全国を巡ってきた同ツアーが、7月21日に千葉・舞浜アンフィシアターで千秋楽を迎えた。

観客のボルテージは開演前から高く、注意事項を浪川が生アナウンスすると、一つ一つに「はーい!」と声をそろえて返事。浪川がライブ中のMCで「ここに来るとみんなが優しくて笑っていて、一体感があって。ホームみたいな感じ」と表現した通りの、温かな雰囲気に包まれていた。

浪川は、疾走感のある「TRISING!」、背中をそっと押してくれるような「キミノミカタ」、ノリノリで楽しむ「ファンキー☆フィッシング」をはじめ、「ファンキー」シリーズ4曲のメドレー、生バンドによるロックサウンドを存分に生かした「Hurricane Rock Star」などを披露。バラエティー豊かな楽曲で観客を沸かせた。

また、ゲストとして神谷浩史が登場。自身の持ち歌、「BOARD GAME NAKED」「シリカゲル」の2曲を歌った。MCでは、男性声優エンターテインメントレーベル・Kiramuneメンバー同士の関係性についてのトークも。神谷は「(メンバー間)に相性が『いい』はあるけど、『悪い』はない。どんなメンバーでも皆さんを楽しませることができる」と話した。

この会場で初出しとなった「Kiramune Presents リーディングライブ2019」の告知は、浪川と神谷が声を合わせて行った。神谷は「浪川さんと8年前、このステージで(第1回のリーディングライブ)『鍵のかかった部屋』をやらせていただいた。だから、ぜひ、浪川さんのところで告知をしたかった」と、“はじまりの地”への感慨をにじませると、浪川は「リーディングライブはチケットが取れないと言われる。でも、この先もずっとそんなコンテンツにしていかなきゃいけない」と、意気込みを語る。“役者魂”を持つ彼らにとって、リーディングライブが特別な存在であることがうかがえた。

浪川のこのライブを共に盛り上げたのが、ギター、ベース、キーボード、ドラムで編成されるバンド・ノンストレス。ライブで印象的だったのは、半年にわたるツアーを経て築かれた、バンドメンバーと浪川の絆だ。

ライブの開幕MCで浪川が「浪川大輔です」ではなく、「ノンストレスでーーす!」とバンド名を名乗ったことに対し、メンバーからは「あれはめちゃくちゃアガる」と喜びの声が。「浪川大輔のバックバンド」ではなく、「俺たちがやっているバンドのボーカルが自分」――。そう浪川が認識していることがうれしいと語った。続いて、メンバーが浪川の知られざる一面を明かし…。浪川を終始照れさせたその内容や、浪川が渾身(こんしん)の力でやりきったライブについての詳細なリポートは、8月24日発売の「月刊TVガイド10月号」でお届けする。

取材・文/仲川僚子

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