埼玉県知事選の各候補の政策を一覧で比較|全候補の公約・マニフェストを見るならこちら!埼玉県知事選挙2019

8月25日投開票の埼玉県知事選挙が終盤戦を迎えています。届出の順に無所属の大野元裕氏(55)、無所属の武田信弘氏(65)、「NHKから国民を守る党」公認の浜田聡氏(42)、無所属の桜井志津江氏(63)、自民・公明推薦の青島健太氏(61)の5人が立候補しています。各候補がどのような「政策」に力を入れ、独自の政策としては何を掲げているのでしょうか?県政や県内の問題に対する各候補の評価や姿勢を、各候補が発信している情報や選挙公報、選挙ドットコムが行ったアンケートや取材の結果を踏まえて比較してみたいと思います。(掲載は届出順)

>>【埼玉県知事選】新人5人の争い|大野元裕氏 VS 武田信弘氏 VS 浜田聡氏 VS 桜井志津江氏 VS 青島健太氏

各候補の政策比較表

 

大野元裕(おおの もとひろ)氏

候補者のサイト

「少子高齢化、人口減少への対応」を重視する課題に挙げているのが大野氏。埼玉県の高齢化率が全国トップクラスで推移していくのが見込まれていることから、大野氏は「スポーツ行動率を高め健康寿命を延ばすことで医療費を抑えることが必要」と訴えています。目立った政策では、大野氏が「あと数マイルプロジェクト」として、公共交通(埼玉高速鉄道)、日暮里・舎人ライナー、都営大江戸線、多摩都市モノレールを延伸し、ラッシュ時の緩和などを図るとしています。
大野氏が「就任当時は約18万1千件だった刑事犯罪件数が『わがまち防犯隊』の拡充により15年間で3分の1に減少した」ことなどで、上田知事を高く評価。加えて大野氏は自らが知事に当選したら「1期4年の間に建て替えに向けた工事には着手しない」とし、県庁建て替えに掛かる予算を特別支援学校や児童相談所の拡充など県民が真に必要とする分野に優先させるとしています。

武田信弘(たけだ のぶひろ)氏

候補者のサイト

武田氏は「あらゆる試験制度の選抜・判定過程への受験生の参加」を掲げています。これまでの県政に対して、武田氏は「県債残高などコスト高の体質を堅実な体質へ転じることが出来た」ことを上田県政の評価できるとしています。また、県庁の建て替えに関しては「賛成・郊外移転が必要であり、県内の都市過密問題の解消の切り札」としています。武田氏は「まずは農業へのテコ入れが必要。農業所得の向上を目指す」ことを最重点政策に。これは、今後予想される急速な円安に対して人口規模の大きい埼玉は食糧自給が不足する、という見方からの政策です。

浜田聡(はまだ さとし)氏

政党HP 候補者のサイト

浜田氏は「NHK集金人による被害を防ぐとともに、不公平な受信料制度を解決できるスクランブル放送の実現を目指す」という所属政党の基本政策を最重点に掲げています。また、浜田氏は「疾患予防、医療コストにつながる予防接種についての啓発」を掲げるとともに「子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の積極的な接種勧奨の再開」などを訴えています。その他に政見放送では県内の鉄道網の整備も取り組みたいという姿勢を示しています。

桜井志津江(さくらい しずえ)氏

桜井氏は『地元を常に意識』することをモットーに、子ども手当など子育て世代にかかる児童手当の増額支給や高齢者の年金や介護など、社会福祉の政策を一番に掲げています。桜井氏は【安心・安全・安穏埼玉】の3Aを守り続けることを約束しています。また「商工業・農林・産物も円滑生産。さらなる発展と固定化に取り組んでいく」とも主張しています。

青島健太(あおしま けんた)氏

候補者のサイト

「埼玉県の最大課題は人口減少社会に突入すること」としたのは青島氏。これにより起こる少子化、高齢化、人手不足の解決に対する指針を国連サミットで採択され、政府が推進する『SDGs』(持続可能な開発目標)の方向性だとしています。
また、青島氏は、関東都県で唯一整備がなされていない「屋内 50 メートルプール」の整備促進 、「埼玉西武ライオンズ」「浦和レッズ」「大宮アルディージャ」「埼玉ブロンコ ス」など、プロチームが多数所在するメリットを活かしたスポーツ産業の育成強化などを独自政策としています。
青島氏は「子どもの学習を支援する『アスポート事業』や、地域の防犯力を上げる施策など県民の力を積極的に活用した点」を上田県政の評価する点として挙げ、県庁の建て替えに関しては「県庁舎の現況や職場環境などの課題について整理する必要があると考える。さらに、財政的な面も重要。様々な意見を伺いながら今後判断していきたい」と慎重に検討を進める方向性を示しました。

埼玉県知事選の投票日は8月25日

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