県警が大学生向けインターンシップ 事件の捜査を模擬体験

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大学生が警察の仕事を体験したインターンシップ=20日、新潟市西区

 新潟県警は20日、警察官を目指す大学生向けのインターンシップを新潟市西区の県警察学校で行った。県内外の大学生15人が「制服」を着用し、窃盗事件の捜査を模擬体験した。

 インターンシップは、民間志向の高まりや少子化の影響によって警察官採用試験の受験者が減少する中、仕事のやりがいを伝えるのが狙いで、今年で2年目。

 参加者は模擬交番で“勤務”をスタート。「台所にあったバッグが盗まれた」との通報を受け、「現場」に見立てた場所へ急行した。参加者は、被害者役の男性に「バッグには何が入っていましたか」「盗まれたキャッシュカードはすぐに止めてください」などと語り掛けていた。

 このほか、指紋採取の模擬体験もあり、参加者は特殊な粉末で浮かび上がった指紋をシートに転写した。

 県立大3年の女子学生(21)は「被害者から聞き取ることが多く、周囲と協力しないとできない仕事だと思った。貴重な経験をすることができた」と話した。

 県警の警察官採用試験の受験者は、過去10年で最も多かった2010年度は1731人だったが、18年度は656人に減っている。

 19年度の採用について県警は、大学卒業見込み者、既卒者が対象の「警察官A」を85人(うち女性7人)程度、それ以外の「警察官B」を62人(うち女性10人)程度としている。