宮日女性懇話会（宮崎日日新聞社、宮日文化情報センター主催）の第204回例会は20日、宮崎市の宮崎観光ホテルであった。県男女共同参画センター所長の山田成美さんが「私たちのジェンダー平等～世界、日本、そして宮崎」と題して講演した。
国連で30年以上勤務した山田さんは、男女平等の度合いを示す日本のジェンダーギャップ指数がここ数年、世界で110位前後にとどまっていると紹介。「政治や経済分野での男女共同参画が、他国と比べてかなり遅れている」と指摘した。
男女共同参画社会基本法の施行から20年経過したものの「日本では性別による役割分担意識が強く残っている」とし、一層の取り組みが必要と訴えた。
