「平戸神楽」継承へ基礎学ぶ 小中学生らに講習

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神職の指導で平戸神楽の所作を学ぶ子ども(右)=平戸市、亀岡神社

 国指定重要無形民俗文化財「平戸神楽」の継承を図る講習会が19、20の両日、長崎県平戸市岩の上町の亀岡神社であり、平戸、松浦両市の神職とその子どもらが伝統の所作の基礎を学んだ。
 平戸神楽は江戸時代、平戸藩士が全国の神楽を参考に、地元に古くから伝わる神楽を基礎として完成したとされる。演目で小・中・大・大々神楽の4種に分けられるが、全24番を舞えるのは一部の神職に限られ、同神社例大祭(10月26日)のときだけ披露される。
 講習会は平戸神楽振興会が毎年夏休みに開いている。子ども向けの講習には小学3年―大学4年の計12人が参加。神職の指導で、すべての神楽の基本となる「荒塩」を舞う際に大切な足の運び方などの所作を確認していた。
 市立中野中2年、本山雅さん(14)は「夏休みに神楽に触れることができるのはいい経験。将来は資格を得て、宮司の父を手伝いたい」。木田昌宏会長(78)は「仲間で助け励まし合う思いやりの心や、礼儀を育みたい」と話した。