佐伯大地☆「ノーサイド・ゲーム」でサイクロンズのエースを熱演!

佐伯大地☆「ノーサイド・ゲーム」でサイクロンズのエースを熱演!

放送中のTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」で、主人公・君嶋(大泉洋)率いるアストロズのライバルチームであるサイクロンズのキャプテン・富野役を演じる佐伯大地に、撮影時のエピソードなどを聞いた。

──今回、日曜劇場に初出演ですね。

「以前から『半沢直樹』や『下町ロケット』(ともにTBS系)が好きで見ていたので、決まった時はうれしかったです。撮影に入る前に、僕ら俳優陣は『体を作ってラグビー選手のようにしてくれ』と言われたので、いつもより早くから準備を進めていました。自分の役が決まって少し安心した時に、あらためて、“日曜劇場に参加できるんだ”という喜びが湧いてきました」

──ラグビーシーンが大きな見どころですね。

「本物のラグビー選手の方々が全力でやっているので、ラグビーシーンは見応えがあると思います。僕自身、本物の日本代表の選手にタックルしているので…震えますよね(笑)。福澤克雄監督も元ラグビー選手で、ラグビー愛が強い。ラグビーシーンの時は、本当に熱量がすごいんです! 監督から『もっと跳べー!』と言われて何度も跳んだり、タックルしたりして、みんな傷だらけになってやっています。その傷痕もリアルなんですよ。僕は以前アメリカンフットボールをやっていましたが、ラグビーもアメフトと同様“けがしてなんぼ”という感じですね」

──アメフトの経験が生かされた部分はありましたか?

「アメフトとラグビーでは全然ルールが違うのですが、タックルなどで人とぶつかり合うこと自体、未経験者だとすごく恐怖を感じるんです。衝撃がすさまじいので、すぐにできることじゃない。その点、僕はアメフトの経験があったから良かったです」

──今回10kgほど増量されたそうですが、それも含め、役作りで気をつけたことは?

「2カ月ほどかけて、本格的にトレーニングしながら食事も考えてウエイトを増やしました。できるだけ上半身がガッチリしているように見せて、他のラグビー選手に交じっても遜色のないように。しかも僕はキャプテンの役なんですよ。体格で見劣りすると説得力がなくなるので、そこは頑張りましたね。でも増量は楽しんでできました。もともとトレーニングは好きなので。実際、自分の体が変わって自信もついたと思います。ポジションはスタンドオフで、簡単に言うと司令塔としてゲームメークしていく役割。今回プロのスタンドオフの方にお会いして、『試合中にはどんなことを考えているのか』などお話を聞いて役作りしました。監督から言われたのは、『体を大きくして、ラグビーうまくなってね』とそれだけ(笑)」

──撮影シーンで大変なことは何ですか?

「主にラグビーの試合シーンです。最初は僕らもスタッフさんたちもどうやって撮るのか試行錯誤していましたけど、今ではすごい勢いで撮影しています。普通のドラマなら細かくカメラ割りを決めて慎重に撮っていくんですけど、今回の監督はプレーの勢いを止めずにバンバン撮っていくんですよ。監督が『もうちょっとやってみよう』とみんなを鼓舞してくださって、みんなも『おー!』とテンションを切らさずに集中して撮影ができています。監督が現場を引っ張ってくれていますね」

──「さすが日曜劇場だな」と思った瞬間はありますか?

「190cm、90kgくらいあるアストロズの選手が走り込んできて、僕がタックルで止めるシーンがあったんです。監督はアストロズの選手に『2メートルくらい跳んでほしい』と言っていて、僕は『そんなの、止められるのかな?』と思ったけど、3回目くらいで撮れたんです。勢いで進めている感じなのに、計算されたようにうまく撮れていて。みんなでモニターを見て『うおーっ!』と盛り上がりました。もう8時間くらい撮影してヘトヘトになっているのに、そんなテンションなんです。スタッフもキャストもチーム全体で撮影を楽しんでいる感じで、『やっぱり、日曜劇場ってすごいんだ』と思いました」

──今後の見どころを教えてください。

「最終回に向けて、またアストロズとサイクロンズの試合があると思うので、そこが見せ場になると思います。サイクロンズは最後までアストロズに立ちはだかる存在になりますが、アストロズの選手たちがより輝くように、彼らの良い障害になれたらいいなと思います。ラグビーシーンはもちろん、ラグビー選手たちのスポーツマンシップあふれる姿を見て、皆さんに優しい気持ちになってほしいし、また元気になってもらえたらと思います」

──8月25日スタートのドラマ「サウナーマン~汗か涙かわからない~」(ABCテレビ)にも出演されますね。

「これはサウナの中でいろいろなことが起こるワンシチュエーションコメディー。僕はサウナにこだわる偏屈な男の役を演じます。クスッと笑えるような作品なので、軽い気持ちで見てほしいです」

──佐伯さんの活動の原動力になっているものは?

「僕は舞台にも出演していますが、自分が演じることで、皆さんから泣いたり笑ったりというリアクションをもらえる――それが僕の原動力になっています。これからもたくさんの作品に出て、皆さんの心を動かせるように頑張っていきたいです」

【プロフィール】


佐伯大地(さえき だいち)
1990年7月19日東京都生まれ。蟹座。出演作は、ドラマ「愛してたって、秘密はある。」や「崖っぷちホテル!」(ともに日本テレビ系)、ミュージカル「刀剣乱舞」ほか。映画「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」(10月4日公開)など出演作も控える。

【番組情報】


「ノーサイド・ゲーム」
TBS系
日曜 午後9:00~9:54

池井戸潤原作の同名小説をドラマ化。新たに七尾(眞栄田郷敦)が加わったアストロズ。開幕が近付く中、君嶋(大泉洋)はサイクロンズの監督・津田(渡辺裕之)が秘密裏にアストロズのある選手に接触していることを耳にしてしまい…。

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取材・文/水野幸則 撮影/為広麻里 ヘア&メーク/牧野裕大 スタイリング/藤長祥平 衣装協力/カズユキ クマガイ

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