ブラームスの魅力を大特集! 月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」!

産経新聞社発行の月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」10月号が8月20日(火)に発売される。 特集は「ブラームスの魅力」。

ブラームスはバッハ、 ベートーヴェンとともに「3大B」と称されるドイツの作曲家。 1833年、 ドイツ北西部の港湾都市ハンブルクで生まれた。 コントラバス奏者だった父親から手ほどきを受け、 早くから才能を示したが、 家は貧しく、 10代のころは居酒屋などでピアノ演奏をし、 家計を助けた。 20歳のとき、 作曲家シューマンを訪ね、 作品を自ら演奏してみせたところ、 絶賛され、 世に出るきっかけとなった。

ピアノ・ソナタや歌曲などから作品を生んでいったが、 もっとも大規模な交響曲はなかなか完成しなかった。 シューマン家を訪ねた翌1854年、 21歳のとき交響曲第1番に取りかかっているが、 推敲に推敲を重ね、 完成したのは21年後。 これは何事にも慎重なブラームスの性格ゆえ。 しかし、 初演は大成功、 当時の大指揮者ハンス・フォン・ビューローに「この曲はベートーヴェンの交響曲10番である」と非常に高く評価された。

ブラームスは、 モーツァルト、 ベートーヴェンとともに日本人が大好きな作曲家の1人。 短調が多く、 ほの暗さや陰りがあるような音楽。 そうした特徴がブラームス愛好者をひきつけてやまない理由ではないか、 という指摘もあった。

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