出町中マーチングバンド堂々 ハンガリー「花のパレード」参加

ハンガリー・デブレツェン市で堂々としたマーチング演奏を披露するメンバー

 【デブレツェンで砺波支社・芝井悠太】砺波市出町中学校マーチングバンドは20日、ハンガリー・デブレツェン市で開かれた「フラワーカーニバル」に出演した。市中心部で堂々としたマーチング演奏を披露し、観客と一体となって会場を盛り上げた。

 カーニバルは、ハンガリーの憲法制定と花の収穫を祝って毎年開き、ことしで50回目。ドイツ、イタリアなど18カ国に地元を加え、30団体が出演した。

 出町中マーチングバンドの65人は、メインイベント「花のパレード」に参加し、市中心部を通る5.5キロのコースをマーチング演奏した。「連獅子」をモチーフにした飾りをあしらい「富山」の文字を記した花車が先導した。

 教会前など10カ所で演奏を行い、「八木節」と「さくらさくら」を組み合わせた「八木櫻」などを披露。歩きながら「明日があるさ」や「おおシャンゼリゼ」も歌い、沿道からの声援に笑顔で応えた。

 パレードを終え、吹奏楽部の柴田花李さん(3年)は「沿道の人と触れ合いながら楽しく演奏できた」と充実した表情。合唱部の柴田未奈さん(同)は「お客さんに元気になってほしいという思いを届けられた」と笑顔を見せた。西島健史校長は「自然な笑顔で観客と接していた。貴重な経験は人間として大きな成長につながる」と話した。

 ナジエルディ野外劇場でも演奏があり、吹奏楽部の「海の男達の歌」や合唱部の「ビー・アワー・ゲスト」など6曲を披露した。

教会前で息の合った演奏を披露したメンバー
生き生きとした演奏で会場を盛り上げたマーチングバンド
楽しげな笑顔で会場を盛り上げたマーチング演奏
沿道の声援に笑顔で手を振るメンバー
「おおシャンゼリゼ」を歌いながら沿道の観客に笑顔を見せるメンバー
連獅子をモチーフにした飾りで富山を紹介する花車

© 株式会社北日本新聞社