コンビニ店長 2回目お手柄 特殊詐欺被害防ぎ感謝状 諫早署

北村署長(左)から2回目の感謝状を贈られる宮崎店長=諫早署

 諫早署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、諫早市上町のセブン-イレブン諫早上町店の宮崎浩太店長(26)に感謝状を贈った。宮崎店長は昨年12月に同様の被害を防ぎ、2回目の功労者表彰となった。
 同署によると、7月14日午後7時ごろ、市内の60代男性が「アダルトサイトの解約金25万円の電子マネーが必要。購入方法を教えてほしい」と同店で申し出た。宮崎店長は詐欺の疑いがあることを男性に説明し、同署に通報した。
 北村秀明署長から感謝状を受け取った宮崎さんは「(スマートフォンの)メールで支払いを指示されたと聞き、詐欺を疑った。今後も、高額の電子マネー購入希望者には声を掛けるという意識をスタッフと共有したい」と話した。北村署長は「怪しいと思い、機転を利かせた対応に感謝する」と述べた。
 今年6月末現在の同署管内での特殊詐欺被害認知件数は2件(前年比2件減)、被害総額は約3325万円(同約1680万円増)。

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