車椅子で活躍するアイドル仮面女子の猪狩ともか、車の運転を習得して挑んだ初主演映画完成! 上映イベント開催!

バリアフリー・フィルム・パートナーズは、 映画『リスタート:ランウェイ~エピソード・ゼロ』を製作し、 9月20日(金)に「資生堂グローバルイノベーションセンター S/PARK(エスパーク)」(横浜市、 以下「S/PARK」)にて完成披露上映イベントを開催することを発表。

完成披露上映は「S/PARK」1階ロビーの世界最大ソニー製16K Crystal LED ディスプレイにておこなわれる。主演・猪狩ともか、 ほかキャストが舞台挨拶に登場。さらに、 本作にビューティーディレクションで参加した資生堂トップヘアメイクアップアーティスト・原田 忠によるヘアメイクアップのデモンストレーションも当イベントの見どころだ。本作は、 9月末からインターネット配信を開始予定で、 その後各地にて上映会をおこなっていく予定。(※ディスプレイは横長のため、 一部を使用しての上映となります。 また、 上映素材は4Kとなります)

主演は車椅子で輝きつづけるアイドル、 「仮面女子」猪狩ともか。強風で倒れた看板の下敷きになり、 脊髄損傷のため車椅子生活となったアイドルグループ「仮面女子」猪狩ともかの新たな挑戦は、 映画初主演。 4ヶ月でアイドルとして復帰を果たして話題を呼び、 数多くのテレビ出演などで注目を集める中、 本作では手だけを使った車の運転を習得し、 実際にスポーツカーを運転して果敢に撮影に挑んだ。

猪狩ともかが演じるのは、 父親の影響でカーレーサーになることを夢見ながら、 交通事故により車椅子生活になったひきこもり女子・ヒナタ。 『ふぞろいの林檎たち』シリーズなどのベテラン・手塚理美が、 そんなヒナタを温かな眼差しで見守る母親役を愛情豊かに演じた。

『ヘヴンズストーリー』 『リリィ・シュシュのすべて』などの鬼気迫る演技で存在感を放つ忍成修吾が、 本作ではヒナタの車を改造する整備士・茅野役で爽やかな笑顔をみせている。 ダンサー、 TVドラマや舞台などで多才さを発揮している大澄賢也は、 伝説のレーサー・神栖をミステリアスに演じた。

さらに、 ヒナタの姉イツミ役・桜のどかと、 妹のナナ役・涼邑 芹(「仮面女子」)が、 独特な三姉妹の風合いを表現している。魅力あふれるキャスト達がバラバラだった家族の再生の物語を紡ぎ出してゆく、 心温まるヒューマンドラマに仕上がった。

本作では、 資生堂トップヘアメイクアップアーティストとして世界中のファッションショーなどで活躍する原田 忠がビューティーディレクションを担当。 それぞれのキャストに合ったヘアメイクアップの方向性を決定し、 キャラクターの美しさと魅力を際立たせている。また、主演・猪狩ともかの他にも、 車椅子ユーザーが俳優として参加することも本作の特徴。 元バイク世界選手権参戦ライダーで、 カーレーサーに転向し挑戦を続ける青木拓磨(レーシングシーン監修としても参加)、 車椅子のファッションモデルとして活躍する日置有紀らが、 作品に奥行きを与えている。

エンディング・テーマ曲は、 1997年のデビュー以来、 天性のポップセンスと卓越したソングライティング、 斬新な言語感覚でその後の日本の音楽シーンに大きな影響を与えたロックバンド、 スーパーカーの「PLANET」。 爽やかなギターサウンドと心地よい歌声が本作のラストに爽快な余韻を与えている。 対して、 本作の中盤で展開される回想シーンを伴ったミュージックパートには、 大阪発・新鋭のインディーズバンド、 WOMANの「breaking dawn」を起用。 孤高の感性と飛び抜けた音楽的才能を感じさせる楽曲が、 本作をありきたりなドラマの枠組みから一歩踏み出した味わいのある作品へと変化させている。

監督・脚本は、 骨髄移植を題材にした『迷宮カフェ』(2015、 KADOKAWA)などの、 帆根川 廣。 映画『リスタート:ランウェイ~エピソード・ゼロ』は、 映画を通して「誰もが輝ける社会づくり」に取り組む任意団体、 バリアフリー・フィルム・パートナーズが製作。 近日製作予定の劇場映画『ランウェイ』の序章として、 インターネット配信や上映会などを中心に公開される。

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