八代市は9日、市の国際事業を担う初の国際交流員に、米国出身のジョセフィン・シャノン・デニスさん(22)を任命した。イベント企画や、ハザードマップの翻訳など行政サービスの多言語化に取り組んでもらう。
在住外国人の増加を受け、外国人青年を自治体に派遣する国の制度を活用した。県内では県や熊本市、芦北町などに続き6例目。
デニスさんは高校時代に日本人のホームステイを受け入れ、国際交流に興味を持った。7月にバージニア州の大学を卒業。幅広い場面の日本語をある程度理解できる日本語能力試験「N2」を持つ。
市鏡支所で中村博生市長から辞令を受け、「八代は田んぼの風景が美しい。姉妹都市交流のための中国語と、八代弁も勉強したい」と意気込んだ。(益田大也)
熊本日日新聞 2019年8月16日掲載