NHK Eテレで9月3、10日の2週連続で放送される「前山田×体育のワンルーム☆ミュージック」（火曜午後10：50）の取材会が行われ、MCの前山田健一、岡崎体育が出席した。同番組はスマホなどで誰もが気軽に作曲ができるDTM（デスクトップミュージック）を紹介するもので、前山田は「DTM、そしてDIYで曲を作ることに焦点を当てた、まさに令和の音楽番組だと思っています。今の時代の子たちがどうやって音楽で世に出てくるのか、どうやって音楽を作るのかというファーストステップを紹介できる番組になれば」と見どころを明かした。
番組ではDTMの先駆者である前山田と岡崎の自宅を模したワンルームを舞台に、私生活でも交流がある2人が、音楽づくりのなれ初めや苦労話などを“まったり普段着トーク”する音楽バラエティー。
前山田は「僕はこの時代だからミュージシャンとして飯が食えているなと思っています。ニコニコ動画で発表してから、すべてがスタートしたのですが、今の時代じゃなかったら僕は世の中に出てこれなかった」と振り返り、「自分の音楽が誰にも必要とされていないと思っていた時期があったが、発表した時にすごくいろいろな方から喜んでいただいて、音楽には力があると感じた。どんなに歌やピアノ、DTMの技術が下手だったとしても、喜んでもらえるかもしれないチャンスがある。若者だけでなく、ご年配でも始めやすい時代だと思うので入門編として意義のある番組だと思う」とアピール。
岡崎は「目標の一つに『Eテレで冠番組を持つ』という夢があって、それを尊敬する前山田さんと2人で実現することができて、大変うれしく思います」と夢がかなったことを明かし、「音楽に興味がない子も番組を見て、音楽づくりってこんな風になっているんだ、面白いなとか軽い興味を持ってもらえたら。他の興味があることに、音楽づくりのやり方や向き合い方を照らし合わせて、考えてもらえるチャンスになればいい。ぜひレギュラー化を目指して頑張っていきたい」と音楽ファン以外にも見てほしいと訴えていた。
