清掃車が信号無視か、運転手意識失う? 京都1人死亡6人重軽傷

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清掃車が歩道に突っ込んだ事故現場。右後方は東寺(21日午前10時24分、京都市南区)

 21日午前9時20分ごろ、京都市南区四ツ塚町の京阪国道口交差点で、清掃車とタクシーが衝突し、はずみで2台が歩道に突っ込んだ。タクシーの後部座席にいた乗客の男性(76)=京都府向日市寺戸町修理式=が頭などを強く打って死亡した。同乗していた男性の長女(50)と歩道にいた近くの女性(60)が頭などを打って重傷、タクシーの運転手や歩行者ら35~81歳の男女4人も軽傷を負った。

 京都府警南署などによると、現場は信号機のある交差点で、清掃車は国道1号を北進し、タクシーは九条通を東進していた。清掃車は京都市上下水道局が委託していた業者の車で、信号柱にぶつかって停止した。運転していた男性運転手(45)=京都府宇治市伊勢田町中ノ田=は「詳しい状況を覚えていない」と話し、直前に意識を失っていたとの同乗者の証言もあるという。

 同署の説明では、タクシーに搭載されていたドライブレコーダーの映像から、清掃車が信号を無視して交差点に進入した可能性が高いという。

 現場は世界遺産の東寺の南西角付近で、この日は弘法市が開かれていた。近くにいた南区の男性(83)は「ものすごい衝撃音で、清掃車が衝突した信号柱は傾き、大きく揺れていた。今日は『弘法さん』の日で、大勢が巻き込まれてもおかしくなかった」と話した。