ジャイアンツは自分を「消す」ためにトレードしたとブラウンズWRベッカム

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クリーブランド・ブラウンズのオデル・ベッカム【AP Photo/Michael Conroy】

クリーブランド・ブラウンズできちんと試合に出られるようになるまでは、オデル・ベッカムに関する話題は引き続き過去のことが中心になるだろう。

ニューヨーク・ジャイアンツの実力派ワイドレシーバー(WR)だったベッカムのブラウンズへのトレードは3月のNFL界に衝撃を走らせ、その反響は今もまだ鳴りやんでいない。

たびたび雑誌の記事でジャイアンツへの恨み言を口にしているベッカムは、今回は『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』に対して、トレードが“古くさい考え方で凝り固まった”ジャイアンツの私的事情によるものだったと語っている。ベッカムの主張によるとジャイアンツにはもっと良いトレードのオファーがあったにもかかわらず、彼らはあえて自分をブラウンズに送り込んだのだという。

「ビジネスが絡んだ動きさ」と彼は語った。「私的な問題なんだよ。彼らは俺を消すためにここに送り込んだんだ」

オフシーズンを含めてベッカムが元チームへの不満で見出しを飾るのはこれが初めてではない。以前の発言では、ジャイアンツではポテンシャルを思うように発揮できなかったと述べており、また別の時はチームから“敬意が全く感じられなかった”と述べた。

この日はベイカー・メイフィールドのダニエル・ジョーンズへの発言もニュースになっており、現地20日(火)のチーム練習を終えてジャイアンツヘッドコーチ(HC)のパット・シューマーはこれ以上ブラウンズ絡みの質問に答える気分ではなさそうだった。

「率直に言って、今日の自分たちの課題がいろいろあるので、オデルやベイカーが何を言おうと知ったことではない」とシューマーは『The Athletic(ジ・アスレチック)』に語っている。

客観的見方をすればジャイアンツがベッカムを送り込んだ先は、ダイナミックなQBメイフィールド、無敵となり得る守備陣を率いるマイルズ・ギャレット、OBJ(ベッカム)とは幼なじみのジャービス・ランドリーなど、有望な選手をそろえた上昇中の若いチームだ。

急騰中の期待にブラウンズが応えることができれば、オフシーズンの騒ぎなど全てホワイトノイズに変わるだろう。

一方でベッカムは現状、20日も臀部(でんぶ)のけがでチームの練習を休んでいる。

【M】