ビブリオバトル・オブ・ザ・イヤー 佐世保市立図書館が優秀賞 普及に貢献「人と人つなげたい」

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優秀賞の受賞を喜ぶ田中司書(右から2人目)ら=佐世保市立図書館

 お薦めの本を紹介し、聴衆が最も読みたい1冊を投票で選ぶ「ビブリオバトル」の普及に貢献したとして、佐世保市立図書館(宮地町)が、全国組織「ビブリオバトル普及委員会」のビブリオバトル・オブ・ザ・イヤーで優秀賞に輝いた。同賞の受賞は長崎県内初。担当者は「予想外の賞」と喜んでいる。
 ビブリオバトル・オブ・ザ・イヤーは、特色ある活動を続ける個人や団体を表彰するため2016年に創設された。本年度は学校や図書館、飲食店など自薦・他薦を含め64の個人・団体が参加。最高賞の大賞候補になる優秀賞に4件が選ばれた。
 佐世保市立図書館は16年からビブリオバトルを開いている。PRのために昨年度から賞に応募。本年度は個性的な取り組みの個人・団体を表彰する特別賞で参加したが、より上位の優秀賞を得た。
 市内の僧侶が発表者として参加する「ボウズ・ビブリオ」など斬新な企画を生みだした。また、学校や地域の社会福祉団体、民間サークルと連携してバトルを開き、本を通じて市民の多様な交流の場を提供したことが評価されたという。
 担当する田中裕子司書は「人と人をつなげる仕組みをつくりたいと思ってやってきたことが報われた」と感想。「楽しいと思ってくれた人々がいたから、この結果を得られた。さらに知ってもらうきっかけにしたい」と力を込めた。
 優秀賞の4団体から大賞が選ばれる。投票は8月末まで、ビブリオバトル・オブ・ザ・イヤーのホームページで実施している。