エアコン設置、冬までに完了

山形市の33小学校教室

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エアコンの取り付け工事をする作業員=7月31日、山形四中

 エアコンの設置工事が進む山形市の小中学校で、対象37校のうち小中併設校を含む中学校4校は9月までに設置が完了する。残る33小学校への取り付けは今冬までにずれ込む見通しだ。児童は当面、中学校から借りた扇風機で暑さをしのぐ。

 市教育委員会管理課によると、同市の小中学校普通教室におけるエアコン設置率は昨年9月1日現在、17.4%にとどまる。そこで市は昨年秋から、国の臨時特例交付金を活用し設置工事の準備を進めてきた。

 設置事業にかかる予算は合わせて約21億8千万円に上る。学校数の多さに加えて、全国的なエアコン需要の高まりに伴う作業員確保の問題もあり、夏までに対象校全てで工事を終えることは不可能だったため、市は夏休みに補習がある中学校への設置を優先した。山形四中(703人)の後藤秀之校長は「窓を開けても風が熱風となっており、室温でも30度を超すことが珍しくなくなった」とし、「エアコン設置は大変ありがたい」とする。

 小学校33校へのエアコン設置は秋から冬になる見込み。それまで各小学校は、中学校から扇風機計81台を借りて必要な教室に融通するほか、気温と湿度を測り熱中症の危険度を知らせる「熱中症計」を配備し、児童の健康管理に努める。

 夏休みに入る前の7月は気温が低めで推移したことから「幸いにも苦情は聞こえていない」(同課)ものの、夏休み明けの暑さが懸念されている。普通教室の設置率は本年度中に100%を達成する見込みで、同課は「来年度は全小中学校で快適に過ごせるようにしたい」としている。

 一方、各小中学校の特別教室への設置率は本年度末で15%との見通しになっている。市教委は今後、特別教室の利用頻度を見ながらエアコンを随時取り付けていく考えだ。