TJ手術からの復帰へ ジャイアンツ・クエイトがAAA級昇格

昨年8月に受けたトミー・ジョン手術からの戦列復帰を目指しているジョニー・クエイト(ジャイアンツ)が、戦列復帰に向けての最終ステップに突入した。日本時間8月22日、ジャイアンツはクエイトをA+級サンノゼからAAA級サクラメントへ昇格させる予定であることを発表。AAA級で最低2試合のリハビリ登板を行い、メジャー昇格の可否が判断される見込みとなっている。

レッズ時代の2012年に19勝、2014年に20勝、ジャイアンツ加入1年目の2016年に18勝をマークするなど、通算125勝の実績を誇る先発右腕が、9月にもジャイアンツの先発ローテーションに戻ってくる可能性が出てきた。クエイトは、トミー・ジョン手術から1年が経過した今年8月に入ってからマイナーでのリハビリ登板を開始し、ルーキー級で2試合、A+級で2試合に先発。A+級での2度目の登板となった日本時間8月21日の試合では、球数が60球に制限されるなか、予定通りに60球(うちストライク43球)で4回1/3を投げ、被安打4、奪三振3、与四球1、失点5(自責点4)という内容でマウンドを降りた。

ジャイアンツのブルース・ボウチー監督は「彼は昨日4回1/3を投げて、今日も体調は良いみたいだね。月曜日(日本時間8月27日)には(AAA級の)サクラメントで投げる予定だよ」とコメント。クエイトがA+級でのリハビリ登板を終えて、メジャー復帰に向けての最終ステップとなるAAA級でのリハビリ登板を開始する予定であることを明言した。

さらに、ボウチーは「私はメディカル・スタッフを信頼している。今回のリハビリのプランは、メディカル・スタッフが立てたものであり、私はそれに口を挟むつもりはない。リハビリが終わりに近付くにつれて、戦列復帰の準備が整っているかを慎重に判断する必要が出てくるけど、治療やリハビリに関して、私はメディカル・スタッフを全面的に信頼しているよ」と語り、メディカル・スタッフからのゴーサインが出た段階で、クエイトをメジャーに昇格させる方針であることを明らかにした。

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