ロッキーズ・グレイ 左足の疲労骨折で今季終了へ

日本時間8月22日、ロッキーズは今季ここまで11勝をマークしている先発右腕、ジョン・グレイを左足の疲労骨折により60日間の故障者リストに登録したことを発表した。レギュラーシーズンは残り60日を切っており、今回の措置はグレイの今季が終了したことを意味する。なお、来季の開幕には間に合う見込みとなっている。

グレイは、2017年にも左足の疲労骨折を経験している。左足に痛みを感じたグレイは、大きな故障ではないことを確認するため、数日前にレントゲン検査を受けた。その結果、今回も左足を疲労骨折していることが判明し、ただちに今季終了となってしまった。

グレイは「(左足に)痛みを感じて、その痛みがなかなか取れなかったんだ。2年前と同じような感じだったよ」とコメント。「痛み自体は前回ほどではなかったんだけど、大した問題ではないことを確認するために検査をしてもらったんだ。その結果、疲労骨折が判明したというわけさ」と無念さを滲ませた。

グレイによると、日本時間8月9日のパドレス戦で登板した際に、左足に痛みを感じていたという。その日は左足首痛により6回途中でマウンドを降りたが、次の登板となった日本時間8月17日のマーリンズ戦では8回無失点の快投で今季11勝目をマーク。そこから一転、今季終了の重傷が発覚するとは思ってもいなかったようだ。

防御率5.12に終わった昨季から盛り返し、今季はここまで26試合(うち25先発)に登板して11勝8敗、防御率3.84をマークしていたグレイだが、ロッキーズはレギュラーシーズンの残り40日間ほどを、この先発右腕を欠いて戦うことになる。勝率リーグワースト3位に沈むなど、今季は苦しい戦いが続いているロッキーズだが、グレイの離脱によりポストシーズン進出の望みは完全に絶たれたと言っても過言ではないだろう。バド・ブラック監督は「個人的な感情を言わせてもらうと、(グレイの離脱は)本当に残念だよ」と落胆した様子で話していた。

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