レイズ 9回表に逆転許すも9回裏2得点で逆転サヨナラ

【マリナーズ6-7xレイズ】@トロピカーナ・フィールド

アスレチックスと並んでワイルドカード争いの2位タイにつけているレイズは、2点リードで迎えた9回表にクローザーのエミリオ・パガーンがまさかの3失点。しかし、その裏にケビン・キアマイアーの13号ソロとマリナーズ5番手のマット・マギルの暴投で2点を奪い、劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。今季7度目のセーブ失敗を喫しながらも打線に救われたパガーンは今季3勝目(2敗)をマーク。一方、先日からクローザーに抜擢され、2度のセーブ機会を連続で成功させていたマギルは、今季初のセーブ失敗で今季初黒星(3勝)となった。

ギジェルモ・エレディアの4号ソロなどで3回までに2点を先行したレイズは、先発のチャーリー・モートンが4回表に3失点。しかし、直後の4回裏にキアマイアーの2点タイムリーで逆転し、6回裏にもキアマイアーが内野ゴロで1打点を叩き出して、5対3と2点をリードして最終回を迎えた。ところが、今季ここまで防御率1.88と安定感抜群のピッチングを見せていたパガーンが、先頭のダニエル・ボーグルバックに28号ソロを浴び、さらに一死二・三塁からマレックス・スミスに2点タイムリー三塁打を許して、1点のビハインドを背負うまさかの展開に。9回裏、レイズは先頭のキアマイアーが13号ソロを放って6対6の同点に追い付くと、ウィリー・アダメスとマイケル・ブルソーの連打、崔志萬(チェ・ジマン)の敬遠四球で無死満塁の大チャンスを迎え、パガーンの暴投で三塁走者のアダメスがサヨナラのホームイン。レイズにとって、ワイルドカード獲得に向けて大きな1勝になったと言えそうだ。

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