メッツが延長10回サヨナラ勝ち デービスがサヨナラ打

【インディアンス3-4xメッツ(延長10回)】@シティ・フィールド

ナ・リーグのワイルドカード争いでフィリーズと並んで3位タイにつけているメッツは、2対2の同点で迎えた延長10回表にカルロス・サンタナの30号ソロでインディアンスに勝ち越しを許したものの、その裏に2点を奪って逆転サヨナラ勝ち。連勝を4に伸ばし、ワイルドカード争いで3位タイの座をキープした。メッツ6番手のルイス・アビランは、延長10回表に痛恨の一発を浴びたものの、打線に助けられて今季4勝目(0敗)をマーク。一方、インディアンスのクローザー、ブラッド・ハンドは、記録に残らない守備のミスにも足を引っ張られ、2失点を喫して今季4敗目(6勝)となった。

延長10回裏のメッツは、先頭のアメッド・ロサリオがセンターへの二塁打を放ってチャンスメイクし、続くジョー・パニックが送りバントを決めて一死三塁。ここでピート・アロンゾが敬遠され、一死一・三塁となった。そして、マイケル・コンフォートの打球がファーストゴロとなり、併殺で試合終了かと思われたものの、一塁のベースカバーがおらず、三塁走者のロサリオが生還して3対3の同点に。さらに、二死一塁からウィルソン・ラモスが内野安打でつなぎ、J.D.デービスがレフトオーバーのタイムリーを放って試合を決めた。2球で追い込まれながらもフルカウントに持ち込み、ファウルで3球粘ったあとにサヨナラ打を放ったデービス。「追い込まれたあとはアプローチを変えて、厳しい球をカットした。最後は少し甘い球をしっかり捉えることができたよ」と自画自賛の一打だった。

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