工藤建設2019年6月期決算、リノベ事業が堅調で増収増益

 工藤建設(横浜市)の2019年6月期売上高は、リノベーション事業の好調等により、前年同期比16.7%増の197億200万円だった。特に、分譲マンションの耐震補強や屋上防水、外壁修理などのリノベーション事業が伸びた。全体の営業利益は11億900万円で前年同期比74.5%増、経常利益は10億5000万円で同80.7%増、当期純利益6億9700万円で同60.4%増と、増収増益。

 戸建て住宅部門では、受注競争の激化から引き渡し物件数は減少したものの、地下室やガーデニングにより高付加価値化を進め、現場管理強化によるコスト削減に取り組んだことにより、注文住宅フローレンスガーデンの完成工事利益は計画を上回った。フローレンスガーデンの平均提供価格は、40~50坪で4400万円。住宅と建築あわせた売上高は、116億6200万円で前年同期比20.6%増、営業利益は9億4100万円で同48.9%増となった。

 

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