元NHK登坂淳一、ついに覚醒!? “遭難死者数世界一”の過酷登山で不穏な本性を露呈

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 8月13日に放送された『文化人×過酷ロケ 山里亮太のクイズ!?まさかのバーサーカー』(ABCテレビ)が、面白い試みを実施していた。

 この番組の趣旨は、山に登ったり、バンジージャンプを飛んだり、お笑い芸人しか挑戦しないような過酷ロケに各業界の文化人が臨むと、彼らはどんな潜在能力を発揮するのか? を、スタジオにいるお笑い芸人たちが大喜利形式で予想し、楽しむバラエティ番組である。

 今回、登場した文化人はなかなかのメンツだ。経済産業省の元官僚で慶應義塾大学大学院教授・岸博幸は激辛スパゲッティを食べた後にタイキックを食らい、その勢いで日本最高高度106メートルからバンジージャンプを飛ぶという「辛い」「痛い」「怖い」の3大罰ゲームを間を空けず連続で受けて見せた。戦場カメラマンの渡部陽一は関西屈指の人気お化け屋敷で恐怖体験した後、潜在能力に目覚めて子どもたち相手に怪談話で恐怖を与えることができるか? という企画に挑戦した。

 しかし、最注目は元NHKアナウンサーの登坂淳一である。今回の彼、潜在能力目覚めまくりだったのだ。

 疲れがたまるにつれて態度が悪くなる登坂

 登坂が挑戦したのは、“遭難死者数世界一”とギネスに認定された谷川岳への登山である。挑戦内容をディレクターから告げられた登坂は「危険ってことですよね(笑)?」と、さわやかな笑顔を見せた。つまり、このときの彼は目覚める前だ。しかし、覚醒するほど、彼は別人格のような人間性を見せていった。

 登坂が挑んだのは、片道5時間以上の超上級者向けコースである。登り始めると、いきなり急こう配の樹林帯が2キロメートル続く。まだ、局アナの血が抜け切っていないのだろうか? 登山開始から2時間たってもフックとなるコメントや出来事はまったく発生せず、スタジオの野性爆弾・くっきーは「マジでおもんないな、このロケ(笑)」と思わず失笑である。偶然見つけた湧き水にも「氷すごく入れたジュースみたい(笑)」とギャグなのか真顔なのかわからないコメントを発する登坂に、ロケ隊は仕方なく愛想笑いした。

 しかし、疲れがたまるにつれて、次第に潜在能力を目覚めさせていく登坂。視界に入った木の実を手に取り、「これ、なんの実ですか?」と山岳ガイドに質問するも、「なんだろうな……」とガイドが答えに窮していると「ま、いいですわ。わかんなかったら」と吐き捨て、あからさまに面倒くさそうな態度を取る。山道を行きながら「なんなんだよ、もう」と愚痴をこぼす。気を使ったディレクターが「ここ(樹林帯)を抜ければ元気出るかもしれないですけど」と励ましの言葉を掛けても「えっ!? なんて? 何か信じられなくなってきた」と憎まれ口を叩き、本性をあらわにしていくのだ。スタジオの山里は、登坂の態度を見て「かつての事件(NHK時代に起こしたセクハラ騒動)を納得させるような言動が続きますね」と、悪意のある追い打ちをかけた。

 登山から3時間半が経過した辺りで登場したのは、傾斜70度の巨大蛇紋岩。ほぼ垂直の岩である。当然、手足を使ってクライミングしなければならない。しかも、運が悪いことに、このタイミングで雨が降ってきた。

登坂「できる限り、これ(小型カメラ)でリポートしながら……(不愉快そうに)やってみます」

ディレクター「怒ってます?」

登坂「いや、別に」

 蛇紋岩には補助としてチェーンがぶら下がっており、ディレクターから「鎖持っても大丈夫ですよ」とアドバイスされた登坂は「信用できないですね」とピシャリ。結果、懸命のクライミングの末、登坂は蛇紋岩をクリアした。

 その後も険しい岩山を歩く登坂の顔には、何やら不気味な笑みが浮かんでいる。「キツすぎると笑っちゃうみたいな」と説明する登坂の姿に、山里は「サイコパス感出てきましたねえ」「こういう人ってお酒飲んで失敗しそうですね」と悪意のある解釈を被せていく。

 確かに登坂、普通じゃないのだ。険しい道を歩きながら、唐突に「おはようございます、おはようございます、おはようございます、こんにちは、こんにちは、こんにちは、こんばんは、こんばんは、こんばんは」と各種あいさつを1人で連呼し始める異常事態。明らかに彼は壊れ始めた。スタジオにいたくっきーは「こっわ……」と呆然となり、山里は「いかれたスマートスピーカーみたいになりましたね」と絶妙な見立てで状況を説明。さすがに心配になったディレクターは、登坂の身を案じた。

ディレクター「大丈夫ですか?」

登坂「え?」

ディレクター「大丈夫ですか?」

登坂「ダメっつったら、何かあんの?」

 登坂がキレた。彼がディレクターに悪態をついたこのタイミングで、重い機材を運ぶロケ隊の1人が足をつってしまった。そんなスタッフに登坂は声を掛けるのだ。

「じゃあ、先行ってていいスか?」

 血も涙もないことを口にする登坂。文字通り、覚醒だ。明らかに危険な山道を1人でスタスタ進んでいき、踏み外したら1発で落下してしまう箇所では妙なテンションで「落ちたら死ぬぞぉー!」と声を張り上げて見せる。このときの登坂には死を楽しんでいる空気感すらあった。

 そして、登山開始から5時間10分。ついに、谷川岳山頂に到着! 晴天なら頂上から見る景色は絶景なのだけど、あいにくの激しい雨で視界には霧しか広がっていない。

山里「やっぱり、山っていうのは登る人間の日頃の行いを見てるっていうのがこれでわかりましたね」

 山登り中の登坂の言動を振り返れば、言い得て妙。笑うしかないくらいのジャブジャブの雨がロケ隊を襲った。しかし、当の登坂は満足げだ。

登坂「いや、もう覚醒ですよね。完全に」

 フリー独立後、登坂にはいきなりミソがついた。昨年4月スタート『プライムニュース』(フジテレビ系)のメインキャスターに内定していたものの、過去のセクハラ疑惑を週刊文春に報じられ、同番組への出演を自ら辞退。その後、2月20日放送『世界くらべてみたらSP』(TBS系)に出演した際には「ニュースを読むためにNHKを辞めたのに、バラエティ番組の仕事しかこない」と苦悩を告白していた。

 今回の覚醒が登坂に影響を与え、より大胆な方向性に舵を切る契機となったらそれはそれで良し。彼のサイコパスな本性とバラエティの食い合わせは決して悪くない。各番組でも率先して本性を出してほしいと願うばかりだ。

(文=火の車)

●TVer『文化人×過酷ロケ 山里亮太のクイズ!?まさかのバーサーカー』

 https://tver.jp/episode/61504813