サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、これまで築き上げた輝かしいキャリアを振り返り、「世界中のサッカーファンにリスペクトされた」と心境を語った。
トーレスは今週金曜日に行われるJリーグ第24節ヴィッセル神戸戦で、そのキャリアに幕を閉じる。アトレティコ・マドリードの下部組織で育ち、リバプールやチェルシーで活躍した35歳トーレスは、アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャが所属する神戸との引退試合に先立ち、現在の思いを口にした。
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「素晴らしい18年だった。僕はこれまで多くのものを勝ち取ってきた。世界中のサッカーファンのリスペクトとかね。これは僕のとって最も重要なことで、プレーできる試合はあと一つとなった。だから、最初から最後まで楽しんで、勝ち点3を獲得できることを願っている。サガン鳥栖のサポーターの前で最後にゴール決められれば嬉しいね。僕にとっては特別な試合になるだろうけど、これまでのスタイルを変えるつもりはない。子供頃に思っていたキャリアよりはるかに良かった。世界中のすべてのファンに感謝したい」。
UEFAチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグを勝ち取り、スペイン代表ではFIFAワールドカップのみならずEURO2連覇を達成したトーレス。キャリア最後の試合が日本となったことは後悔していないと語り、「引退については常に考えていた。日本でのプレーは、僕のキャリアを豊かにしたよ」と続けている。