女子トイレ個室に盗撮カメラ 川崎市教委、職員を懲戒免職

川崎市役所

 川崎市教育委員会は22日、女子トイレに盗撮用のカメラを設置したなどとして、一般事務職の男性職員(31)を懲戒免職処分にしたと発表した。

 市教委によると、男性職員は3月1日午後7時50分ごろ、市教委が入居する民間ビルの女子トイレの個室内にUSBメモリー型のカメラを設置したほか、昨年12月16日には都内の民間施設の男女兼用トイレに隠し置いたカメラで盗撮した。

 市教委の聴取に、男性職員は「日頃のうっぷんを晴らすため軽い気持ちでやった」などと説明。JR川崎駅で昨夏に女性のスカート内を10回程度盗撮していたことも認めたという。

 4月から出勤を自粛していた男性職員は、建造物侵入と県迷惑行為防止条例違反などの罪で略式起訴され、今月5日に罰金50万円の略式命令を受けた。

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