岩手県知事選告示 8年ぶり選挙戦に

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 任期満了に伴う岩手県知事選は22日告示され、いずれも無所属で、4選を目指す現職の達増拓也氏(55)=立憲民主、国民民主、共産、社民各党推薦=と、元岩手県議で新人の及川敦氏(52)=自民、公明両党推薦=の2人が立候補を届け出て、8年ぶりとなる選挙戦に突入した。両候補はそれぞれ盛岡市内で第一声を上げ、集まった有権者らに政策をアピール。17日間の舌戦をスタートさせた。投票は9月8日で、即日開票される。

 3期12年にわたる達増県政への評価に加え、東日本大震災からの復旧・復興に一定のめどが付いたことから、それに続く“ポスト復興”をどのように進めるかが争点。7月の参院選岩手選挙区に続く、国政与野党対決の構図となった。

 達増候補は、同市大通2丁目の選挙事務所前でマイクを握り、復興に関わる住宅再建や交通網整備などのハード面の実績を強調。「危機を希望にという段階から、新たなステージに進む段階に来ている」とし、自身が策定を手掛けた新総合計画(2019~28年度)を基に復興や人口減少問題に取り組む方針を示し、「岩手に関わる全ての人が幸福になれるような未来を切り開きたい」と訴えた。

 及川候補は、同市内丸で第一声。野党結集を支持する相手候補の政治的スタンスや多選を批判し、「野党結集と岩手県政は何の関係もない。2期8年で退任するといっていたが、岩手の危機は深まるばかりだ」と指摘した。復興や地域振興などの公約を訴えながら、「国や各市町村長と、膝詰めの対話ができる知事を目指し、身近で親しみある県政をつくる」と右手のこぶしを振り上げた。

 21日現在の選挙人名簿登録者数は106万744人(男50万6080人、女55万4664人)。

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