被災地に歌声 今年も 雲仙の歌手・川田金太郎さん

福島ライブ終え、市長に報告

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高齢者施設で演奏する川田さん(右)=福島県須賀川市(川田さん提供)

 東日本大震災で被災した福島県の高齢者施設を巡るライブツアーを終えた長崎県雲仙市国見町の歌手、川田金太郎さん(60)が19日、同市役所を訪れ、金澤秀三郎市長にライブの様子などを報告した。
 川田さんは震災後、歌で元気を届けようと父親の出身地でもある福島県須賀川市でライブ活動を続けている。9年目となった今回は7月16~21日に高齢者9施設で演奏したほか、市民交流センターで現地のミュージシャンとともにコンサートを開催。同市の観光大使にも任命された。
 高齢者施設では、お年寄りらが「おかえり」「待ってたよ」と笑顔で出迎え、川田さんは「感動して歌う前から号泣してしまった」と感想。距離を感じないほどなじみの土地でのライブを終え、「また来るよ」と再会を誓って同市を後にした。
 金澤市長は「力強い歌声が多くの人に元気を与え、両市の絆をさらに強めてくれた」とねぎらった。川田さんは「こちらも元気をもらって帰って来た。感謝を忘れず、これからも続けていきたい」と話した。