点眼剤一貫ライン構築 日東メディック、製剤・包装自動化

包装機を新設した製造ライン=富山市八尾町保内

 日東メディック(富山市八尾町保内、中井龍社長)は、本社工場の第3製剤棟で、ステロイド点眼剤などを製造するラインに包装機を新設した。製剤から包装までを自動化する一貫ラインを構築して省力化し、生産性を高めた。総投資額は約3億円。

 薬液の調製から容器への充てん、検査までを行っていた3階の既存ラインに包装工程を追加し、ラインを延伸した。容器のラベル貼り付けや箱詰めといった工程が連続してできるようになった。

 従来は第3製剤棟1階や他の建屋にある包装ラインに点眼剤を運んでいた。一貫ラインを完成させたことで運ぶ手間をなくし、作業時間を短縮した。

 同社は、これまでの業務プロセスの見直しを通じた効率化や経費節減に取り組む。

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