アルファロメオF1、ポール・リカールでのテストにカルデロンとコレアを起用

 アルファロメオは今週末のポール・リカール・サーキットにおいて、テストドライバーのタチアナ・カルデロンと、開発ドライバーのファン・マニュエル・コレアに2013年型マシンC32の走行を担当させる。

 20歳でアメリカ出身のコレアは、今シーズンのFIA-F2選手権にザウバー・ジュニア・チーム・チャロウズから参戦しており、F1マシンの搭乗は今回が初となる。

 カルデロンはすでに、過去12カ月の間に2度のF1テストを成功させており、それにはアルファロメオの2018年仕様のC37での走行も含まれている。

「我々のチームは若い才能の育成について誇るべき歴史があり、こうした使命の一部を非常に真剣に捉えている」とアルファロメオF1チーム代表のフレデリック・バスールは語った。

「ファン・マニュエルとタチアナは、ファクトリーとトラックサイドでともに仕事にあたっており、ふたりとも我々のチームの重要なメンバーであることを証明してきた。このF1マシン搭乗の機会は、彼らがF1マシンの理解をさらに深め、エンジニアやクルーとの関係を構築する手助けになるだろう」

 テストドライバーのタチアナ・カルデロンは次のように語った。

「昨年の2度の走行に続き、再びF1マシンをドライブするチャンスを与えてくれたアルファロメオ・レーシングに、とても感謝しています」

「またコースでチームと仕事ができることと、ドライバーとして学びと成長を続けられることを本当に嬉しく思っています。この新しい経験を最大限に生かすことを楽しみにしています」

 開発ドライバーのファン・マニュエル・コレアは「F1マシンをドライブすることは、7歳の時からの夢だった。ついにコクピットに座れることに、本当に興奮している」と話し、以下のように続けた。

「この経験からできる限り多くを学ぶことを楽しみにしている。このチャンスを与えてくれたアルファロメロ・レーシングに感謝している」

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