「福島の現状伝えたい」飯舘に9カ国からボランティア 活動成果を発表

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9カ国のボランティアが活動成果を報告した発表会

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が一部を除き2年前に解除された福島県飯舘村で22日、今月11日から村内を訪れている世界9カ国のボランティア15人による活動成果の発表会があった。

 15人は国際教育を手掛けるNGO「CISV」のメンバーで、英国をはじめスペイン、イタリアなどから訪れた。ホームステイや農作業を体験したほか、住民とともに盆踊りに参加するなどして原発事故が村に及ぼした影響、復興に取り組む住民らへの理解を深めた。

 発表会は村役場隣のビレッジハウスであった。2週間近くに及んだ住民との交流を通して、すっかり村になじんだ様子のボランティアはそれぞれ「素晴らしい風景と温かい人々に出会えた」「多くの人に福島の現状を伝えたい」などと感想を述べた。

 発表会では、被災した古里への住民の思いをボランティアが取材した映像も上映された。15人は24日まで村に滞在する。

 オーストラリア在住のカトリーナ・バラキエルさん(31)は、自然災害が多い母国フィリピンの人々と原発事故を乗り越えて生きる村民の姿が重なったという。「国や行政、ボランティアなど外部の力と村民が協働すればもっと復興が進むはず」と語った。